10年ほど前、友人たちとしまなみ海道サイクリングロードを尾道から今治へと7時間ほどかけて70キロを走り切りました。
普段から生活の足は自転車だったので、10キロくらいは苦も無く走れましたが、70キロというのは体験したことのない距離だったので、試しに自宅から25キロくらいの目標地を決め、往復で50キロを試走してからしまなみ海道に挑戦しました。
JR尾道駅の近くのレンタサイクルターミナルで3段変速のママチャリを借りて、尾道から向島までは渡し船で渡り、後は道路に引かれている青い線を辿って走りました。下記の地図では点線がサイクリングコースです。
ロードマップも貰ったし、最初は海風も気持ちよくスイスイと進むことができました。
誘ってくれた友人も知らなかったと思うのですが、私達は道路の高低差のことは一切頭にありませんでした。
しまなみ海道自動車道は一般道よりも30m~50m高い所を走っています。自転車は橋以外は一般道を走るのですが、次の島へ行くには、見上げるほど高い所に架かっている橋(自動車道)を渡らなければなりません。
しまなみ海道自動車道のそれぞれの橋は側道、または自動車道の下に通路があり、自転車はそこを通行して次の島へ渡ります。急な上り坂を押して上がって、橋を渡ったら、また下りて一般道を走ります。
のんびり写真を撮っていたら置いて行かれるので、ひたすら走りました。途中みかんの花の香が漂っていましたが楽しむ間もなく、ペダルをこぎました。
瀬戸内の静かな海を横目に、前の人に遅れないように水分補給の間も惜しんで走りました。休憩中に撮った写真が僅かに残っています。
来島海峡第一大橋
ここまで来れば終点の今治はもうすぐなので、ちょっと余裕が出てきました。
今治で自転車を返却した後、すぐ高速バスで尾道に戻り、JRで帰途につきました。
教訓は、①5月下旬は暑すぎるので、3月~4月に走ること、②途中、一泊して一日の走行距離を減らし余裕を持って楽しみながら走ること、くらいでしょうか。
観光をしながら、生口島か大三島の民宿に一泊する日程で、体力のあるうちにもう一度しまなみ海道を自転車で走りたいものです。
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