S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

幻想と現実の境目

2006-12-05 16:43:42 | Weblog
上田城址公園には、昔、真田線の電車が走っていた道路よりかなり低いところに今はけやき並木がある。そこが今並木の木の下からライトアップされている。娘が写真を撮りたいというので、日曜の夜いっしょに出かけた。寒いし夜もおそかったので、だあれもいない・・・・大きなけやきの木の下から少しオレンジがかったライトがいくつも木を見上げるように設定されていて、静けさが身体中を包み、冬の張り詰めた空気がぴーんと張っていて、まるで現実から遊離した、幽界みたいな雰囲気で、すごくきれいだった。
この時期は駅前はイルミネーションが華のようだけれど、木という自然がライトのなかで浮かび上がり、そのライトで大きな木の影ができて、ため息まじりで見つめていた。昼間見るとわからないけれど、木の葉を下から照らすと、葉の葉脈が浮き出て、夜の空には星と月があって、幻想の世界だった。とくにもみじの木は葉の赤さがぼうっと夜に浮かんでそれはそれは美しかったのだ!

このライトアップのプロデュースをした方はほんと、センスがあるよなあと思った。
確かにイルミネーションもきれいだけれど、今は日本中いろんなところでイルミネーションは輝いているけれど、こんな自然の美しさをまるで幽界にいるようにみせてくれるものは、そうそうないよ・・・と思う。でもウイークデイではなくて土、日だけみたい。人がほんとうに来ない場所に電気代をつぎ込むのも、市の財政にはきびしいのかもしれないね。

とはいいつつ、軽井沢のイルミネーションは友だちが手紙くれてとてもきれいみたいだから、見たいんだけどね。



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