S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

月とスッポン

2010-05-14 16:23:36 | Weblog
野中氏が官房機密費を政治評論家やコメンテーターにくばったとはっきり言ったにもかかわらず、マスコミはそれを沈黙し、機密費をもらったと噂されている人たちは、相変わらずテレビで鳩山・小沢バッシングをあきもせずくりかえしている。

人に説明責任を求めるのなら、みずからも説明責任を果たすべきだ。

機密費は申告できないお金だろうから、脱税という犯罪を犯しているかもしれない。
不起訴になった小沢氏をまるで犯罪者のように言っている。


テレビでさえ沈黙していれば、誰もわからないと思うのは間違いで、いまやツイッターは瞬時に世界中を駆け巡る。


少なくとも文学や詩の世界の評論を書く場合、自分をかえりみなければ作品にはとうてい向き合えない。

埴谷雄高も政治評論を書いたけれど、今のテレビに出てくる政治評論家とは格段の視線の違いがあった。

まず自分なのだ。己と徹底的に向き合わない評論家など、評論家とはいえない。

ましてや権力に加担して機密費をもらっていたなどというのは、政治評論家のくずだろう・・・

写真家の藤原新也さんのブログを読んでいたら、小沢さんを告発した市民団体がどういう団体だったか書かれていた。
こんな政治的なものを背負った人たちが国民が選んだ政権にダメージを与え続けていて、政治が変わったら民主主義などと間違っても言えない。

そしてマスコミがこの市民団体のことを何も知らせず、あたかもこれこそが一般国民の市民目線だなどと連日叫んでいるのは、正気ではない。


検察がこういう団体の告発だけを受理して捜査するのならとてもじゃないけど日本は戦争時代と何も変わらない。
検察に都合の悪い告発など、絶対に捜査しないということがわかりきってしまった。
やっとテレビで取り上げることになった三井環さんの検察裏金告発も、本人を逮捕して口を封じるような国だ。
そんな検察など正義とは月とスッポンだ・・・



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