S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

苦しみの涙と・・・満面の笑みと・・・

2013-03-08 16:54:57 | Weblog
震災から2年が経とうとしていて、被災地の様子がテレビで流れている。

きのう福島の大熊町のことをやっていた。
中間貯蔵施設がつくられようとしている地で、住民の人たちはまだ帰れるのか帰れないのかも
決定できずに、不安で一歩が踏み出せないでいる。

まだなにも変わっていない原発周辺の町。

苦しんでいる人たちがたくさんいる。

原発事故は何も終わっていない。


その一方で、東京のオリンピック招致の為に、満面の笑顔の東京都知事がいる。

オリンピックのメダルをとった選手たちがそれに加わる。

違和感全開!

福島の人たちや、被災地の人たちは、こういう東京の姿をみて、どう感じるだろう・・・

同じ国のことなんだろうか?
まるで、まったく別の国のできごとのような気味の悪い違和感を感じる。

震災のあとすぐに、テレビで狂ったようにくりかえされた「がんばれ日本!」ということばが
ものすごく腹がたったのと同じ種類の気持ちの悪さだ。

我が家はその頃、たつき君やおばさんが見つからないで、とても苦しく悲しい思いをしていた。

「がんばれ」なんていうことばは、部外者のことばだった。
しらじらしく・・・虚しいことばだった。


東京でのオリンピックは何をもたらす??

今、日本はしなければいけないことは、福島や東北の人たちが本当に一歩を踏み出せるように
フォローすることじゃないんだろうか。

違和感は日に日に大きくなる。

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