自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

肘折温泉弾丸ツアー (その1)

四国に住んでいる知人が東北ツーリングの途中で山形にある肘折温泉に行くという話を聞き、ご一緒する約束をしたのはGWの少しばかり前でした。
当然ながら我が独式が入院するハメになるとは思いもせず、ETC割引きの恩恵も受けられるのを楽しみにしていたのですが…

肘折温泉というのは父方の祖父様の家からさほど遠くないところにある湯治場系の温泉で、ワシが遊びに行くと必ず祖父様が「とも2くん、じいちゃんと肘折に湯治に行こう」と誘われ続けていた場所なのです。 おそらく小学生の頃に一度だけ一緒に行ったことがあるはずなのですが、遙か遠くの記憶の彼方だし、確かめるにも当時の関係者はすべからく直接会話のできないトコロにいらっしゃるのでねぇ(嘆)
一方で「元鉄(昔は鉄ちゃんだったが更正したヒト・モトテツと発音する)」の知人はナニヤラ思い入れがあるとのことで、それぞれの思いでツーリングをして楽しみにしていたのです。

我妻がプチ家出をしている間隙を突いてのバイク旅となるはずだったのですが、諸事情により日程変更をしたり、結局は伊式二号機の発動もなくクルマで行くことになったりと当初予定からは結構変わりましたが、とにかく温泉ツアーに出発です。

雨が降ったり止んだりの東北道をひたすら北上しますが、ETC割引きの影響か予想外に混んでます。



普段ならクルマでもバイクでも途中で高速を下りてお食事処に立ち寄ったり、一般道をしばらく走ったりするのですが、一度下りるともう一回 1000円とられるのが悔しいので上河内SAでゴハンにします。

SAもかなりヒトが多く、餃子広場には30分待ちの表示があったので、お隣のフードコートで餃子ラーメンなんぞをいただきますが、担々麺風は珍しいですね。



時折激しく降る雨の中を再び走り出すのですが、クルマって楽だなぁ~と思いつつ少し残念です。
しかし知人は四国発で雨の中を24時間かけて(寄り道しながら!)山形を目指しているのですが、ルートの天気をみてみるとかなりの悪天候らしいので時間通りに着いてくれるのか少々心配になってきました。

そうこうしているうちに山形市に到着して、目指すは北山形駅前の栄屋分店です。



コチラは昔から通っている店で、頼むのはいつもと同じ「冷やしワンタンメン大盛りね♪」デス(爆)



当ブログの読者であれば山形名物の冷やしラーメンご存知とは思いますが、キリリと冷やした和風スープと冷水で〆た麺の組み合わせの上にワンタンがたっぷりと乗せられます。
ウマウマといただきますが、小雨の残る天気なのがチト残念です。
やはりスカッと晴れた夏の日にいただきたいメニューであります。

さて、その後は国道13号線をゆるゆると北上して田舎道に入るとほどなく肘折温泉に到着します。
うっすらと記憶のある谷間の温泉街ですが、なかなかの風情です。

とりあえずお宿に入り一風呂浴びて知人の到着を待ちますが、これがなかなかつきません(笑)部屋でゴロゴロしていると連絡が入り、やはり遅れているとのことで、宿のご亭主と相談して夕食時間のリセットなどします。

短い文庫本を一冊読み切ってしまったので温泉街をブラブラして足湯などにつかって知人の到着を待ちます。



ようやく到着した知人は雨中の12時間連続走行ですっかりカラダが冷え切っていますから風呂に直行ですが、ワシも再び浸かります。
湯の中で途中経過の報告など聞くと、「ワシはクルマでよかったなぁ~」などとバイク乗りにあるまじきも、ついつい思ってしまいます。

夕食は部屋食なのですが、これがスゴかったです。
実は一泊二食付 8300円だったのですが、建物が多少古いのを除けば部屋も立派だし、よいお宿に当たりました。



後で持ってきますと言われた「焼き魚と筍」が到着しますが、なんと鮎の塩焼きと笹ダケ(?)の炭火焼き(?)です(驚)
ビールがグイグイと進みます。
古代米(黒米)の蒸し物の意外な美味しさにもよい意味で驚きました。



料金が料金だけに期待していなかった「米沢牛のすき焼き」も肉が柔らかいのに味が深いのでお腹が一杯になりながらも完食です。



知人もすっかり復活して食事を楽しんでいましたが、どうにか完食する頃にはお腹が一杯で二人とも苦しんでおりました。
ちなみに、はなはだ遺憾ながら知人はすき焼き用の生卵1個、ワシはカボチャの天ぷら一切れを残してしまいました。
しかし、ご婦人や年配の方ならこの半分の量でも食べきれないのではないのでしょうか?

大満足でゴロゴロしていると知人はいつの間にやらお休み状態ですが、この先も1週間近く東北をツーリングされるので体力保持のためにそっておしておきます。いやはやなんとも、お疲れ様でした♪
ワシは翌日にはトンボ帰りで横浜なのですが、高速が混んでいると嫌だなぁなどと思いつつルートをシミュレーションなどしながら眠りの世界に落ちていきます。

続く…

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