店側: お客さんが食べるの?
ワシ: ハイ?
店側: すごい大盛りですけど大丈夫ですか?
ワシ: 大丈夫ですが…
店側: ちょっと待ってください。
ワシ: ???
クルッと振り返り、隣りのテーブルから食べ終わった器を持ってきます(疑)
店側: この丼にキッチリとゴハンが入るのが普通盛りですよ。
ワシ: (なぁ~んだ、茶碗サイズじゃん)えっ、大丈夫ですよ…
店側: じゃあ、大丈夫ですね?
ワシ: はぁ…
最近はオーダーも大人しいのは確かですが、久しぶりに「みくびられ」ました(爆)
と、このアタリまで書いてから…この記事はぶらくりサンの記事の後追いだよなぁ…と…いやいや…イカンイカン…大人なので控えねば…でも…止まりません…
さて…火曜日のことだが・・・。
この日のワシは、再び早朝から市内某所へ出た。
朝一番からの会議や打ち合わせ、用事はいくらでも湧いてくる。
まだ日があるのに、金曜日の顧客様訪問について下打ち合わせをやりたいなどと言う話も入ってくる。
限がないね。
管理部門が愚痴ってはいけないから、はいはいと受けて参加をするわけだが。
この日のワシは、とっとと我家に帰って晩酌をすることを考えていたから、湧いてくる用事をできるだけ早くこなしてしまいたい、そう思いながら午前中を過ごしていた。
だからと言って、主催者や発起人には迎合することなく、立ち場としての発言をさせてもらう、自然に時間はかかることになる。
これは仕方がないことだ。
何事も、最後は顧客様のためである…を建前にしている。
この建前を忘れてしまうと、会社としては間違ったことを判断することになるだろうからね。
そのことはともかく、ワシが事務所を出たのは12時を過ぎた頃だったが、川崎駅界隈をウロウロしてようやく落ち着いたのは13時を少し過ぎたと言うタイミングだった。
毎度のランチだが、この日はすぐに結論が出た。
実は西口に気になっている蕎麦屋がある…と言われていた。
そこを覗いておこう、そう思ったわけだ。
川崎駅周辺にどれほどの数の蕎麦屋があるのか、もちろんワシははセーカクには把握をしていない。
印象としては、路麺を含めて東口にはかなりあるが、西口には少ない。
その西口の1軒が気になっている。
ただし、それは蕎麦屋として気になるのではなく、そこで出すかつ丼は「どんなものだろうか、食べておかなくてはならぬな」と言う意味で気になっているのだ。
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その店「そば処 たまる屋」は、ワシが滅多に訪ねることのない「香港厨房」の向かいにある。
隣は中華の「美山飯店」だ。
入口は狭く、パッとしない商品ケースが備えられているのだが、どうも昔風と言うか、ある意味ではレトロだ。
この店がかつ丼(ひらがな)を出すことは、その商品ケースにある見本が示している。
果たして、どんなかつ丼だろうか。
それが気になって仕方がなかった。
外から見た様子では、どうも店内が暗そうだな。
「いらっしゃい、いらっしゃい」と言う雰囲気は醸し出されていない。
それで、これまでは足を踏み入れてこなかった。
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この日、入口の戸をからりと開けた第一印象は、「やっぱり、暗いな」と言うものだった。
照明だけではない、活気と言うものが感じられないのだ。
店内には4人掛けのテーブルがいくつと相席用なのか6人掛けのテーブルかある。
ワシは外光がわずかに入る入り口近くの席に腰を下ろした。
メニューを拝見するまでもなく、かつ丼があるのは分かっているし、小そばをセットにできるのも知っているから、それに決めた。
茶を持って注文を取りに来た女性に、「かつ丼を大盛りね、温かい小そばを付けてください」、そうお願いをした。
そこから冒頭のやりとりがあったわけだ。
20分ほども待ったろうか、同じ女性が再び現れて、正しくかつ丼の飯を(大)で盛り付けようとしているのだが…と、相談をやらかしてきた。
元よりワシは、量を食べたいだけの理由だし、気になって仕方がないから入ったというわけではないのだ。
夜はどうせ遅い帰宅に追い込まれるはずだから、ここで腹を一杯にすることを望まざるを得ない。
「大丈夫、持って来てちょうだい」と答えて、さて、どんな姿で現れるのかな。
ここで、厨房の者が運んできて「あんたには無理だよ」くらい言ってくれると、「某倶楽部会員番号51番/従五位上・武蔵守を舐めるんじゃない」と言うことになるのだが、同じ女性が持って来て、「大丈夫でしょうか」と聞いてきたから、可笑しくなってしまいそうだった。
大丈夫かと聞かれて、ダメとも言えないではないか。
笑って受け取って、さて向かってみることにしよう。
ふむ、順番は蕎麦からだな。
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実は蕎麦に期待をしていたわけではない。
蕎麦自体は少し太めだと思う。
すーっと細い蕎麦を好む人には難しいかな。
表現は好くないが、もっさりと太めだ。
もっと太くて、殻も混ぜて挽いた粉を使えば香りも立つのだろうけれども、どちらかと言えば白いから左程でもない。
汁は甘め、ワシはそれでも好いが、どうかな。
そうだ、味噌汁代りなのか出された鶏スープは旨かったが、少し塩味が強かったようだ。
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それほどに熱々でもなので、ちょいと手繰って、ぞぞっと啜る。
うん、好いと思うが、賛否は分かれるかも知れないね。
甘めが好きな人には、申し分がないと思う。
ワシにはOK…か、ギリギリだな。
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かつ丼、確かに多いな。
丼ものと言うのは、器の縁を越えて盛り上がっていることが必要だろう。
どこかのカルデラのように見えてはいけないし、せめて高尾山くらいの盛りが欲しいね。
まあ、大盛りで好いと言ったからね。
頭は増やしていないが、値段からすれば仕方ない。
好い感じに煮えたらしい。
ふふふ、蕎麦汁が甘かったから、これも甘めの仕上がりだろうな。
まあ好い。
上から見た質感では、どうやら肉は薄いらしい。
それはワシの好みではないのだが…まあ、よい。
そして・・・。
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断面のチェックを。
おお、これは好い感じなんじゃないの。
肉は厚すぎず、それも上質のものを使ったわけではなく、脂身が適度にある。
そう、かつ丼はこうでなくてはならない。
思った通りに、甘めのタレだな。
七味を多めにかけていただいてしまおう。
うん、旨いと思うよ。
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そして丼ものとしての断面を。
確かに丼も大きくなっているので飯は多いが、特盛りというほどではないし、まあ、自分にはそれで好かったのだろうね。
「つゆだく」と言うほどでもなく、加減した量がかかったな。
少し甘いので鶏スープなどにもご登場願ったが、総じて旨いかつ丼だったと思う。
と言うわけで、「そば処 たまる屋」のかつ丼は旨かった。
ぷはっ! ということで、パクリ記事はコチラまで(謝) ソロソロぶらくりサンからクレームが入りそうではありますが、まあヨシということにしていただきましょう!