落ち着いた雰囲気の店は、2名テーブルが5卓、4名用が1卓という構成だが、これは予約状況によってレイアウトは結構変わるのだろう。
ご夫妻かと思われる二人が厨房とフロアをそれぞれに担当されている様子。
セミオープンの厨房もキレイだし、全体の雰囲気は良い感じで期待できそう。
さて、イタリア料理らしくワシはチンザノからスタート。
奥様(?)がメニューを色々と解説してくれたのを参考に自分たちのコースを組む。
手書きのメニューは季節で変えて、その日のお奨めは都度変わるみたいだな。 ホウボウのアクアパッツアなど魅力的なお誘いを受けたが、肉攻めにしてみた。
前菜は有機野菜のグリル! シンプルな料理だが素材もよく、野菜の味をしみじみと噛みしめる。
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イチオシらしい有機野菜はグリル、バーニャカウダ(生の野菜にアンチョビ系のソースをつけるらしい)、フリッターが選べる。
続いて、ハチノスとひよこ豆の煮込み、チーズソースが濃いペンネマカロニを赤ワインと一緒にいただく。
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煮込みは予想よりあっさりした感じで、ソースも結構薄めだが、丁寧に処理されたハチノスからきっちりと仕事をされているのが分かる。
小振りなパンを持ってきた時に「お一人様に一個です」と言われたが、追加ができないという意味だったのか?
パンをカトラリー(ナイフ、フォークの類)と考える人々に一個きりというのは寂しいなあ。
2種目のパスタはうちわエビのリングイネで、ここらからは白ワインにする(赤→白は邪道か?)。
小さい蟹フォークとフィンガーボールを用意してくれるので、エビをしっかりと味わえるのが嬉しい。
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この頃になるとほぼ満席になる。 ハイテンションな女子2名が1組(静かに上下していてね♪)いる以外は男女同数の組み合わせなのだが、そこそこに高い店なので「勝負メシ」なのかなぁ~などとさりげなく人間観察。
ゴハンを食べながらの人間観察というのは趣味ではないが、人数が増えるにつれ料理の出るペースに間が…、さすがに14名を二人で対応するというのはキツイかも。
ワシらはメインの到着を待つだけだし、結構お腹も満たされつつあるので不満はないのだが、後発組は結構待たされている。 丁寧な仕事ぶりが裏目にでているのかもしれない。
そうこうしている内にメインのガッツリ肉系グリル2連発の登場!
オーダーの際に「結構な量がありますけど…」の注意を受けたのですが、きっぱりと「大丈夫です。」とお答えしたワシの選択はやはり羊肉塊です。
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これだけで十分に二人分あります。
ここまでの前菜、パスタもX2できてますから、普通の日本人だったら二人でシェアするべき量です。 または、魚+肉で組み合わせる方が適切と思いつつ、肉X2のキケンなアプローチです。
ということで、我妻に無理矢理頼ませた豚Tボーンのグリルです。
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いやはや大きさが分からないので、我妻の協力により比較写真を撮ってみました。
(1) 人間と比べてのサイズはどれくらいか
(2) 使用後はどこまで小さくなるのか
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ちなみに、付け合わせに野菜のグリルとかもあるようですが、オーダー時に聞かれなかったので皿に肉だけがド~ンとのってきました。
ワシは久々に直球勝負で肉を堪能できたのですが、パンもないので我妻には少し辛かったかもしれない。
尚、我妻の名誉のために言っておきますと、本人の誕生日祝いにもかかわらずワシが肉のかなりの部分(特にロース側)をいただいております。 彼女が大食漢であるかのような、誤解はしないようにお願いいたします。
といっても、しっかりデザートは食べてましたよ。
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バナナの何とか(タルト?)とイチゴのソルベ(だったはず)は、スイートが苦手なワシも美味しくつまみ食いさせてもらいました。
こじんまりとした店ですが、お客がそれほど多くなければ快適な空間と美味しい食事が楽しめると思います。 ワシらは先行逃げ切りで楽しい思いだけしましたが、後に残された皆様がどうなったか少々心配です。
こういう店が近所にあるのは嬉しいと思いつつ、メニューのバリエーションや料金を考えると年に1回くらいは行きたいが、年に1回でよいかなぁ…