のんびりキャットののんびりライフ - 京都、奈良、動く折り紙万華鏡

のんびりキャットののんびりライフです。京都や奈良のお寺や神社、文化についての独り言。そして、動く折り紙万華鏡の紹介など。

のんびり奈良 ― 2.東大寺の狛犬

2012-03-12 09:12:16 | 日記

3月10日に京都の清水寺の狛犬が東大寺の狛犬をモデルにして作られたことを書きました。

東大寺に狛犬があることをご存じの方は少ないと思います。

わたしも、「東大寺に狛犬なんかあったかしら……?」と思いながら、昔の写真を探してみると、実は、南大門の所にありました。

 

南大門の所と言っても、門の外ではなく、門の中、金剛力士像の後ろにあります。

ほとんどの方が、かの有名な金剛力士像を見るだけで、その後ろの部屋にある狛犬には無関心で通り過ぎ、大仏殿の方に急ぎ足で歩いて行かれます。

わたしは、のんびりと、あれこれ写真を撮っていたので、まあ、狛犬の写真も撮っていたということです。

                                         

境内の中から見るので、普通の見方とは左右が逆です。

右の、左向きの狛犬が通常では左側の狛犬。左の、右向きの狛犬が通常では右側の狛犬です。ややこしいですが、どちらもお口を開けた阿形の狛犬、すなわち「阿吽の狛犬」ではなく、「阿阿の狛犬」です。

日本で一番古い石造りの狛犬と言われているそうです。 東大寺の狛犬を見ていない方は、今度行ったときに、しっかりと見ておいてください。

なぜ、両方とも口を開けているのでしょうか?

「お釈迦さまの教えを大声で世に知らしめているともいわれています。」と清水寺のホームページに書いてありました。

 


のんびり京都 ―3.のんびりねこ

2012-03-11 08:34:42 | 日記

今日は東北大地震から一年。

亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

また、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

東北の再生、復興をお祈りするばかりです。

 

昔、仕事で訪れた東北ののどかな風景が懐かしいです。

 

今日は、震災前の、のどかだったころの風景を紹介します。

ところは、京都府木津川市の浄瑠璃寺(じょうるりじ)です。

その浄瑠璃寺を訪れたとき……。

門の前で、わたしを出迎えるかのように、のんびりとねこが居眠りをいました。

 

「にゃーお」と話しかけても、ちょっと目を開けて、「うん、わかった。」というようなふりをしただけで、また、のんびりと寝そべっていました。

 門をくぐり、本堂をお参りして阿弥陀如来の九体仏を拝んだ後に……。

  

お庭を巡ろうとすると、さっきのねこが橋の所で、のんびりと昼寝をしていました。

 

「にゃーお」と話しかけても、ちょっと目を開けて「うん、あんたものんびりして行きや。」というようなふりをしただけで、また、のんびりと寝そべっていました。不思議なねこです。

 そして、宝池のほとりでのんびり過ごして……。

帰ろうとしたら、今度は門の下で、また、さっきのねこが私を見送るかのように、のんびりと寝そべっていました。

 本当に不思議なねこでした。

わたしの後から訪れた方も思わず見とれて、写真に撮っていました。

 東北大震災、原発事故の前の京都ののどかな風景でした。

浄瑠璃寺は、「宝池を中心に、西に西方極楽浄土の阿弥陀如来を、東に東方浄瑠璃浄土の薬師如来を配した、平安時代に日本が生みだした浄土式伽藍が完全に残されているただひとつのお寺」と言われています。本堂の阿弥陀仏九体と薬師仏をまつる三重塔が有名です。


のんびり京都―2.お寺に狛犬? あヽ?

2012-03-10 19:42:26 | 日記

のんびりキャットののんびり京都のお話……。

神社といえば、鳥居と狛犬を連想される方が多いと思います。

逆に、狛犬といえば、神社― と思いがちです。

しかし、狛犬は仏教とともに、大陸から日本に伝わったと言われており、狛犬が鎮座するお寺もあります。

「狛犬が鎮座するお寺」といってもピンと来ないかもしれませんが……。

多くのみなさまがお参りしたことがあるお寺がそれ!

それは、清水寺です。

ほとんどの方が、その存在も気づかずにその間を通り抜けていきますが……。

ごらんのように、仁王門の前に立派な狛犬が鎮座しています。

 

 そして、狛犬といえば、向って右が口を開けた「阿形」で、向って左が口を閉じた「吽形」が普通ですが、よく見ると……、あヽ?

清水さんの狛犬は珍しく、どちらもお口を開けた「阿形」です。

   

ちょっと珍しい風景ですが、ほとんどの方は何も知らずに通り過ぎて行きます。

ご存じなかったかたは、今度行かれた時に、ぜひ、のんびりとご覧ください。 

これは、明治時代に寄進される時に、奈良の東大寺の狛犬をモデルにして作ったためといわれています。

あ、ヽ?

東大寺に狛犬なんかあったかしら……?

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追記(2012/3/11):清水寺のホームページに「明治時代の寄進……」と書いてありますが、現在の石の狛犬は代が替って昭和時代の作成のようです。


のんびり奈良 ― 1.飛鳥の仏様

2012-03-09 07:17:36 | 日記

ある日、のんびりキャットがのんびり奈良へ。

これ、法隆寺の猫です。 いわば、わたしのお友達? 「にゃーお」と呼びかけたら、こちらを向いてくれました。

 

 これは、飛鳥寺を訪れた時、

金堂の写真です。

  

金堂の前に、「創建当初(日本最初) 金堂礎石 西暦596年」との説明と、基礎石が3つ並んでいました。

やっぱり、京都よりも古い……。

 

 奈良のお寺を参拝して時々思うことは……。「撮影禁止」との張り紙がないお寺があることです。

飛鳥寺にもそのような張り紙がありません。 念のために尋ねてみると、「写真OK」との意外な返事……。

と言うわけで、写したのが、「飛鳥大仏」と呼ばれる飛鳥寺の仏様。

飛鳥時代の仏様は、京都にある平安時代以降の仏様とは少しお顔が違います。


のんびり京都― 1.不思議な鳥居

2012-03-08 22:08:04 | 日記

のんびりキャットがのんびり京都へ。

知ってる人は知っている、知らない人は知らない。 当たり前の話ですが……。

代表的な京都の不思議のひとつが新京極通りにある錦天満宮の鳥居です。

京都に行って、新京極通りを歩いたことのある方なら、必ずこの側を通っておられるはずです。ごらんのような石の鳥居です。 

普通の鳥居のようですが、よく見ると……。

  

鳥居の先が建物の中まで突入しています。

知っている人は知っている、知らない人は知らない……、京都の不思議な景色のひとつです。

知らなかった方は、今度、京都に行ったときにのんびりとご覧ください……。