増加幅鈍化するも感染爆発止まらず－3回目接種前倒しに国は支援を！

国内の新たな感染者は9万7833人、感染者の累計は358万3100人
国内では9日、過去2番目に多い9万7833人の感染が確認されました。
新規感染者が過去最多を更新したのは、
京都府2996人、奈良県1595人、宮城県934人、長野県690人、青森県498人、富山県409人、高知県264人
の7府県です。
これで国内の感染者は358万2388人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は358万3100人になりました。
また、新たに確認された死亡者は過去最多の162人で、累計は1万9791人です。
厚労省の発表によると、療養者は過去最多の82万1843人、重傷患者は71人増えて1212人でした。
家庭内感染の元凶である自宅療養者は過去最多の43万人を超えました。
リスクが高い高齢者に感染が拡がり、重症患者・死亡者とも右肩上がりに増えています。

都内の新たな感染者は1万8287人、感染者の累計74万540人
都内では9日、今年初めて前週同曜日を下回る1万8287人の感染が確認されました。
これで都内の感染者の累計は74万540人になりました。
このうち、10歳未満から30代は1万1158で全体のおよそ61%、重症化リスクが高い65歳以上の高齢者の感染者は1803人で全体のおよそ9.9%でした。
都の基準で集計した重症者は8人増えて59人でした。
また、新たに確認された死亡者は11人で累計は3268人です。

世界の感染者4億235万人超え、死亡者は577万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間10日5時20分の時点で4億235万8417人となりました。
また、死亡者は577万1604人となりました。

新規感染者数の動向

患者数と死亡者数の動向 

都道府県別感染者数 

岸田首相は掛け声ばかりで有効な手立てなく、感染者を切り捨てるのか！
患者が増えて保健所の健康観察に手が回らないからって、「患者自身で健康観察し悪化したら本人から保健所へ連絡する」、保健所への電話がつながらない現状では、重症化したり亡くなったりするケースが増えるのでは？　そもそも重症化したら電話連絡すら出来なくなるのでは？　国民の命を軽視するこんな対応は間違ってます。
東京都が設置した自宅療養者サポートセンターでは電話がつながらず、つながったとしても対応に5日ほどかかるとのことですし、神奈川県などの保健所では高齢者や持病がある自宅療養者以外は健康観察の連絡をしないとのことですので、軽症で済む症状が悪化して重症化したり急死するケースが増えると懸念されます。
また、発熱外来設置の医療機関では、予約が多すぎて診療を断らざるを得ないとのことですので、発熱・せき・倦怠感の症状があっても診察さえ受けられない医療崩壊が各地で起こっています。

ブースター接種（3回目追加接種）にしても、高齢者や持病のある者への接種を6ヶ月とアナウンスしていますが、7ヶ月経過後に接種券を発送し接種は8ヶ月経過後とする自治体が依然として多いようです。

3回目接種後の免疫獲得まで2週間要しますので、重症化や死に至る感染者は増え続けます。

東京と大阪以外の主要都市にも大規模接種会場を設営したり、8ヶ月経過後接種予定の自治体の前倒しを支援するなど、目に見える具体的な対策を進めないと1日100万回は絵に描いた餅にすぎません。
そもそも接種券が届かなければ、大規模接種会場での接種は受けられません。

「緊急事態宣言」解除から3ヶ月猶予があったのに、ワクチンの追加接種や保健所の体制整備など有効立てを講じてこなかった岸田首相の責任は大変重いと思うのは私だけでしょうか。