葦笛の会 秋の集い
10月26日(土)琵琶湖畔の唐崎祈りの家にて葦笛の会秋の集いに参加してきました。
この日はダブルで発生した台風が通過し、朝には雨もやみ、祈りの家のテラスから見える景色は台風の置き土産の風に湖面が揺れ、久しぶりの日差しにキラキラと眩しく輝いていました。
今回のテーマは『広島とわたし』
午前中はNHKアナウンサー 出山知樹氏の自主映画『運命の背中』の鑑賞
午後は出山知樹氏の講演がありました。
映画『運命の背中』 あらすじ
~「原爆1号」(アトミック・ボム・ビクティム・ナンバー・ワン・キッカワ)と呼ばれた吉川清・生美夫妻の出会いから結婚・被爆・闘病生活、戦後は中傷をうけながらも 自らの被爆したケロイドの背中を見せて、被爆者救済・核廃絶を訴え、平和運動を貫いた~
午後からの出山知樹氏の講演は清さん亡き後、原爆ドーム前で語りべを続けた生美さんも88才になられ、私達で広島を伝えなければ平和を考えられない事を熱く訴えてお話しくださいました。
「広島を伝える」とは原爆の脅威を語るのではないのです。
「人が人にどんな事をしたのか」を伝え、二度と繰り返さないために平和に向けて自分のできる事を考えなければならない、とのことでした。
『広島 長崎を風化させてはいけない!しかし、ここ数年は風化という言葉すら聞かなくなった。すでに風化が始まっているのです。』 というフレーズが印象に残りました。
女学院中学の修学旅行は広島を訪れ、広島証言者のお話しを聞かせていただいているそうです。『「広島を伝える」為にも私達は積極的に広島を知り、二度と繰り返さない、平和へとつなげなければならない』という言葉が心に響きました。
有意義な、静かな時間をいただき、ありがとうございました。
年に2回開かれている葦笛の会の集い、次回は来春 2014年3月29日(土)シスターキャーレンの講話が女学院 桜谷ハウスで開催されます。
どなたでもご参加いただけます。
静かな時間をご一緒しませんか。