上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

小淵沢田代(静かな尾瀬)

2008年07月30日 | 山2008
【山 名】小淵沢田代 1860m (群馬・福島県)
【日 程】平成20年7月27日(月)
【同 行】単独
【天 候】晴/雷雨
【ルート】前橋5:00==6:30大清水--7:20一ノ瀬--8:25三平峠--8:40三平下---長蔵小屋10:00---10:30大江湿原--11:20小淵沢田代--12:40ニゴリ林道出会--13:25奥鬼怒スパー出会--14:25大清水
【行 程】水平距離  21.4km 高低差+-1660m 行動時間:8:00
【温 泉】うめや 500円 評価A++ (洗い場は少ないが すべすべのアルカリ泉の無加温・掛け流し) 


 上越国境の山へ行く計画だったが雷雨の恐れがあったので
 急遽変更して 尾瀬に行ってきた
実際27日は大雨となり湯桧曽川や宝川で事故があったようだ) 
  

 


 今回は尾瀬でも人混みの少ないところで雷雨でも大丈夫な場所
 というコンセプトで
 大清水~尾瀬沼~小淵沢田代~大清水 コースを選択

 朝6時半に大清水に着いたが第1駐車場に車が止められた
 
 林道沿いの花は前回(6月15日)と様変わりしていた


 
 ソバナ

 
 ヤマオダマキ

 春に花だった木々も種子を付けている

 
 ヤハズハンノキの実

 
 ウリハダカエデの実


 工事で植栽したと思われるイタチハギ 花が咲いていた
 
 
 イタチハギ


 林道の日影にはオオウバユリがいくつも生えているが
 花が咲くには少し早い様だ

 
 オオウバユリ(未だ蕾み状態のものの方が多い)


トリアシショウマ

 
 オニシモツケ

 
 ヒメウスノキ


 三平峠までは数人としか会わなかったが
 湖畔の三平下まで来るとやや賑わっており
 アザミも咲き始めている

 


 尾瀬沼を時計回りに一周と思ったが
 今日はのんびりして雷が鳴らない内に帰ろうと思い
 途中で引き返した
 長蔵小屋へ向かうビューポイントにニッコウキスゲが
 咲いているのだが少し物足りない

 

 
 浅湖湿原方面の眺めもいつ見てもはすばらしい

 
 浅湖湿原方面(ニッコウキスゲの姿はあまり見えない)


 長蔵小屋前の花壇はすっかり草丈が延びており 
 中に数株 かわいいユリが咲いていた
 近くのおばちゃんがヒメサユリだと言っていたが
 葯(おしべの先)が赤いのと分布からササユリ
 だと思う

 
 ササユリ(ヒメサユリはおしべの先が黄色)


 ナスの花のようなのはオオバノホロシ

 


 長蔵小屋前は混雑しているのだが
 沼側の無料休息舎は比較的 空いている
 いつも花畑を見学し素通りで申し訳ないので
 飲み物(@450)を買って休んだ

 

 

 大江湿原は聞いていたとおり
 今年はニッコウキスゲは不作のようで
 歩道脇に咲いてはいるものの湿原の中にはさほど無い
 やはり鹿の食害のせいだろうか?

 

 止まっているのがハッチョウトンボだったらと思いながら
 咲き出したワレモコウの写真を撮っていると

 
 ワレモコウ トンボは?


 沼山峠から沢山の団体客が来た
 何処かの小学校か子供育成会だろうか
 凄い行列だ

 

 
 「こんにちは」の大合唱もソコソコに
 目的地の小淵沢田代への分岐を曲がる

 


 大江湿原から森林に入ると直ぐ
 オオレイジンソウがそこここに咲いている

 


 良く見るとエイリアンの頭に似ている

 


 雅楽を奏でる官吏=伶人(れいじん)の
 烏帽子をかぶった姿に似ていることからの命名
 だそうだが 伶人=エイリアン かもなんて
 クリスタル・スカルの王国(インディー・ジョーンズ)を
 見たばかりだけに思ってしまう

 そして 小淵沢田代に着くと誰もいない

 

 
 キンコウカやサワランなどは咲いているのだが
 ここにもニッコウキスゲの姿は見えない

 
 キンコウカ

 
 サワラン

 
 モウセンゴケ(白いのが花)
 
 何度も振り返るが 誰もいない

 


 時々 ウソやウグイスの声だけが聞こえるが
 静かな尾瀬だ

 小淵沢田代からニゴリ沢へ降りる道は
 刈り払がしてあり道形はハッキリしているが
 ぬかるみが多く歩きにくい
 おまけに雷が鳴り出した

 
 (クマザサが刈られた湿った歩道にはミズバショウが生えている)

 クマザサに覆われた山には
 余り花の姿は見られなかった

 
 タマガワホトトギス


 急いでニゴリ沢林道まで下ったが
 まだ 林道を6km程歩かねばならず
 これが結構くたびれる

 
 (右:奥鬼怒スパー 左:ニゴリ沢林道)


 以前 尾瀬沼に荷揚げをしていた
 索道跡の所で一休みしていると
 とうとう雨が降り出した
 
 

 
 残りは唐松林の林道歩き
 雨の散歩も又 楽しからずや である

 


 今日のテーマはのんびり尾瀬を歩くであったが
 GPSデータでは21kmも歩いていた
とうとう 小淵沢田代から一人にも出会わなかった
 望み通り静かな尾瀬だった


(追記)ヒメサユリとササユリ
  オシベの葯(やく)が赤いのがササユリ、黄色はヒメサユリ


    ササユリ /  ヒメサユリ





 
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
尾瀬 (ひろ)
2008-07-30 19:55:44
もそろそろニッコウキスゲが終わりでしょうか?
人も少なくなってきてるのかなぁ?
まだ夏休みだからそうでもないか!
今日はまた珍しいコース歩きましたね?
地図で確認しちゃった

お!
これがモウセンゴケの花ですか!!
見たかったんです!
ありがとうございます
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ひろ 様 (noyama)
2008-07-30 20:50:51
 今晩は コメントありがとうございます

 ニッコウキスゲは盛りを過ぎたようですが
 これからはアザミ・トリカブト・サワギキョウといった紫系統の花が楽しめると思います

 これから本当に混むのは 山の鼻附近だけで
見晴十字路や尾瀬沼近辺はそれほどでないと思います 

 
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いつも覗かせていただいてます (俄歩人)
2008-07-31 15:45:53
 ササユリとヒメサユリの違いわかりました。有難うございます。
私もこの秋は紅葉を尋ね、奥鬼怒湿原方面を
歩こうと計画しています。
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俄歩人 様 (noyama)
2008-07-31 21:08:05
 始めまして コメントありがとうございます
 解った風に書いておりますが
 植物に興味を持ちだして未だ3年
 図鑑とにらめっこです
 間違いも多いので 悪しからず
 今後とも宜しくお願いします
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遅くにすいません! (やまと)
2008-08-02 01:14:22
尾瀬前半歩いたことがあるので懐かしいです。
でも後半は、こんなコースもあるのかと初めて知りました!
尾瀬にもピンクのユリが咲くのですね♪綺麗です。

それにしても白山 凄いです☆
noyamaさんのパワーにまいりました≦(._.)≧ ペコ
白山でハクサンコザクラ感激ですね!
私もいつか行けたらいいです~♪
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やまと 様 (noyama)
2008-08-02 18:15:52
 今晩は コメントありがとうございます
 実は 昨日も尾瀬に行って来ました
 夏も終盤と言った感じですが
 相変わらず花は豊富で
 ゆっくりしようと思っても
 ついついガツガツ歩きすぎてしまいます
 群馬は日帰りで尾瀬に行けて幸せです
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