上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

巻機山(梅雨明)

2014年07月22日 | 山2014

【山 名】巻機山 1967m (新潟県)
【日 程】平成26年7月22日(火)
【同 行】単独
【天 候】晴れ
【ルート】前橋4:40==6:20桜坂6:30==7:15五合目------8:20七合目------9:00ニセ巻機山-------9:30御機屋10:00---10:10巻機山ピーク----11:10七合目-----12:00五合目----12:40桜坂P
【行 程】 L=11.3km + - 1450m 行動時間6:10
【温 泉】駒子の湯 500円
【地 図】地図はこちら


 ここ数年ドアtoドアの生活が続き年齢も相まって体力が不安になっている。少なくとも父親が山歩きをしていた72歳までは自分も山歩きを続けたい。そんな焦りもあり最近は毎週山に出かけている。以前、山に憑かれてしまい命を落としてしまった話を書いたことがあったが、ここのところも肝に銘じたい。
 そんな訳で、昨日甲信地区が梅雨明け、今日あたり群馬・新潟近辺も梅雨明けするだろうと踏み、我が米子沢山荘のある巻機山へ

 平日ではあるが夏休み期間、さすが百名山と言うこともあり早朝から20台程の車。


 



 晴れてはいるもののガスがかかっており遠望は効かない。しかし、朝から蒸し暑いので日射しが無いのは帰って幸いかも知れない。



 
 雪渓が残る割引沢



 蒸し暑い樹林帯を我慢して1時間程登ると5合目の井戸尾根に出る。五合目前後のブナ林はいつ見ても美しいが、このあたり残雪期のブナの廻りがリング状に解けだしたころが何とも素敵だ


 


 
 尾根筋にはところ何処とキンコウカが咲いていた


 



 アヤメ平の見事なキンコウカが目に浮かび、湿原に多い植物と思っていたが図鑑には礫地や岩場、草原に多いとある
 疎らではあるが、ニッコウキスゲも旬な時季。目立った花が無い中で一息つかせてくれる



 



 駐車場で一緒に出た鳥取県から来られた御夫婦、最初に写真を撮ったところで置いて行かれしまった。最近女子供老人外人にも先を越されてがっくり来ているところだが、ニセ巻機山で休んでいるところに漸く追いついた



 



 ニセ巻機山、聞き慣れてしまえばソウなのだが山ヤの先輩はずいぶん酷い名前を付けたものだ。この先の山頂の標識のあるところ(御機山)はさしずめ第二にせ巻機山だろうか?
 今年の尾瀬はワタスゲが大豊作、こちらのワタスゲは数は少ないがやはり当たり年なのだろうか?



 


 ワタスゲの向こうに見える三角形の雪渓。思い出深い雪渓である。20代の頃、何回かこの雪渓の下の米子沢の沢登りをした。夏の沢登りは涼しくて気持ちが良いのだが、沢から尾根筋に上がってくると急に蒸し暑くなる。
 仲間とキンキン冷えたビールが飲みたいと言いながら、この雪渓に上がって来たとき、雪渓の末端にビールのロング缶が一本落ちていた。誰かが冷やしておいたとは思えない場所だったので直ぐに飲んでしまった。生涯で何番目にか美味しいビールであった。



 



 



この雪渓の上流が避難小屋。おそらく以前冷やしたものが下へ流れ出したものであろうと思うことにした



 



 



 



 巻機山、標高は余り高くなく五合目までの樹林帯は蒸し暑いが山頂付近の湿原や草原は爽やかで、何処までも続けば良いと思う景色が続く



 
 避難小屋方面を振り返る



 
 御機山(巻機山山頂)



 山頂の標識があるところから東を見ればここより少し高いところがある。山と高原地図にも国土地理院の地図にもこの小高いところが1967mの巻機山山頂と記されているが、何故ここに標識を建ててしまったのだろう



 
 御機山(巻機山山頂)から東の小高いところ



 これ見よがしにケルンを積んだ人も居るようだ



 
 この辺が一番高い?



 標識のあるところで鳥取の御夫婦と山形から来た単独行の人と話をした。鳥取の御主人は今年退職され夫婦で車中泊をされながら百名山巡り。山形の方もリタイヤ後山巡りだそうだ。平日の山、こんな人で賑わっている。自分もそういう仲間入りをしたのだとツクヅク感じる山行。
 日射しが強くなってきた山をトボトボと下山した。



 
 米子沢源頭


 
 天狗岩







 ここ数年の体力低下を挽回すべく山歩き
 先輩曰く、体力を上げようとすれば怪我をする
 これからは今の体力をどう維持するかだ
 蓋し、その通りかも知れない
 と思いつつコビット頑張るぞ!
 
 

   
 ↓そんな訳で ボタンを押して頂くと助かります






 今回見た花


 タテヤマリンドウ



 ミツガシワ 避難小屋付近の池塘



 ダイモンジソウ



 ガクウラジロヨウラク



 ツルアリドウシ 4合目付近の林縁 アリドオシランは見当たらず


 
 クルマバツクバネソウ??


 
 ムラサキシキブ


 
 ヤマアジサイ 登山口付近


 
 オカトラノオ 登山口付近


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みい)
2014-07-23 17:46:27
山ヤの先輩はずいぶん酷い名前を付けたものだ>
ホント、そうですねー(笑)
ニセ...なんてつけなくてもー「前」でも...^^v

上手い事ビール、ゲットおめでとうございます(笑)

そう言えば、我らも初めて行った時に
小高いとこまで行きましたー  

平日、行ける方々をうらやましく...
この連休も、結局、連泊ハイクは諦めました0--0
週末連休ハイカーの定め...
いやっ! 雨予報で止める...
最近、軟弱ハイカーです(笑)
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みい様 (noyama)
2014-07-23 21:46:59
 今晩は コメントありがとうございます

 今回お会いした御夫婦
 そして、みいさん御夫婦の山行
 刺激を受けました

 私も車中泊山行を決行したく
 計画中です
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単独行の雰囲気が・・・ (俄歩人)
2014-07-24 08:08:57
 ひとり歩きは己との会話が深くなり
相対するものに対する気付きや感受性が豊かに
なるように思います。
私もそんな山歩きが好きです。
きっと峰々を繋いで辿る縦走への想いが
強くなっておられることでしょう。


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俄歩人様より (noyama)
2014-07-25 13:21:43
こんにちは、コメントありがとうございます
毎年、夏には二泊三日の山旅を二回くらいしておりますが、やはり泊まりながらの縦走は、思い出深いものがあります。
この夏は過日下見に失敗した、立山から薬師を敢行すべく検討中です
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Unknown (keykun)
2014-08-08 15:01:56
こんにちは
巻機山・・・懐かしいです。
頂上直下で足が攣れてしまい這うような気持ちで山頂へ着きました。
でも本当の山頂は別にあったようで・・・いい思い出です。
ニセ巻機山って本当にすごい名前だと思います。
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keykun様 (noyama)
2014-08-09 18:44:51
こんばんは
いつもいつも、コメントありがとうございます
尾瀬と巻機山は何度も行っている場所です
最高点と山頂の表示が違っている山は結構有る様ですが
昔を知っているものにはさみしい限りです
それでも、巻機山は良い山には変わりはありませんが
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