上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

越後大雪

2011年01月23日 | 山2011
 1月23日豪雪の塩沢石打SA


 西高東低の安定した冬型が続き続ける今日この頃。巻機山山麓にある我が山小屋に雪堀に行った。
 雪堀前には例によって、越後湯沢町中の森瀧で腹ごしらえ。










 山小屋への起点、清水集落に着くと一面の銀世界







 集落の外れ、林道に入ると踏み跡もなく太ももまでのラッセルになる








 そして、小屋の屋根には2mを超える雪が載っており圧倒される








 普段は急で登ることなど出来ない屋根に登り雪下ろし




 下を見ると可成りの恐怖感を味わえる




 5人で登って雪下ろしをするが、突然K君が屋根の雪と共に滑落した。

 勾配の緩い方の屋根の雪を下ろしていると、繋がって引っ張られて屋根上に維持されていた急斜面側の雪が
一度に全面落下。上に乗っていたK君は雪もろとも6m程滑落してしまった

 
 屋根の頂点から左側の分厚い雪が滑落



 ブロック状に崩れ落ちた雪(屋根上から) ここに2m以上積もっていた雪が無くなっている


 幸い落下した雪の最後尾に乗りながら落ち、下が柔らかい雪であったため怪我はしなかった。
 今年、雪下ろしで亡くなった方が四〇名を超えるそうだが、人ごとでは無いと思えた。
 過疎化する山村で一人で雪下ろしをすることの恐ろしさを実感する出来事であった。


 K君を引っ張り出し、除雪を始める



 屋根の雪はスッカリ下ろされスッキリ 左側の急斜面から滑落したと思うと恐ろしい


 しかし、小屋回りの除雪には可成り苦労させられる




 雪堀の重労働による大汗と冷や汗がまぜこぜになり体が冷えきってしまった。

 一汗かいた後
 大雪に囲まれた小屋で真っ赤に燃えるストーブを囲み汗をかきながら飲むビール。

 最高の味である。

 最近はこれを楽しむために山小屋を建てた様な気がしている。






 雪に埋もれ薄着で飲むビール 旨い!


 朝起きると、一晩で新たに50cm以雪が積もった様である。
 今日は、神楽スキー場からオフピステの予定であったが雪に負け帰宅することとなった。






 

 車に一晩で積もった雪 





 今シーズン初の山スキーの予定を断念
 残念だが冬山は無理は禁物と心得る
 
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