上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

北海道への山旅2022(3日目 十勝岳)

2022年09月03日 | 山2022
8月25日 晴れ
大雪高原山荘5:00===吹上温泉白銀荘08:25---09:28吹上温泉分岐09:28---09:50雲ノ平分岐09:50---10:03十勝岳避難小屋10:17---11:12昭和火口11:13---12:40十勝岳13:09---14:06昭和火口14:06---14:43十勝岳避難小屋15:09---15:18雲ノ平分岐15:18---16:20吹上温泉白銀荘(素泊まり3100円)
 

 大雪高原山荘を早朝出発
 大雪山系を東から西へ150km移動
 
 
 十勝岳への登山口で今晩の宿となる吹上温泉白銀荘に到着


 
 駐車場脇の平坦な芝生で快適そうなキャンプ場越しに目指す十勝岳が見える



 
 歩き始めると足元にはシラタマノキの群落


 
 一輪咲き残っていたイワブクロ


 
 望郷台からの登山道への合流地点までほぼ水平に比較的平坦な道を行く


 
 途中、どうやって設置したのかと思う場所に歌碑があった
 書かれている文字も達筆過ぎて読めない
 調べてみると上富良野町郷土をさぐる会 機関誌 郷土をさぐる(第11号)に詳しく書かれている
 大正15年に起きた十勝岳大爆発の泥流に因む歌碑の様だ

・九條武子の歌碑
 『たまゆらの けむりおさめて しずかなる 山にかえれば 美るにしたしも』
・建立年月   昭和四年七月九日
・建立場所   十勝岳泥流跡


 
 平坦な山麓は大正泥流の跡地で100年近く経ちアカエゾマツの森になりつつある

 
 望郷台からの登山道との合流点から下方
 


 
 ここから火山らしい石礫の道


 
 美瑛岳への雲の平分岐
 日帰りで望岳台から十勝岳から美瑛岳へ縦走しこの分岐へ降りてくることも可能だ


 
 避難小屋が見える


 
 避難小屋を覗くとヘルメットも用意されていた、掲げられた額には有志の寄付による建設とある


 
 避難小屋小屋を振り返る
 平坦な山麓の先に見えるのは美瑛や上富良野町だろうか


 
 花の種類は少ないがエゾリンドウが美しい


 
 避難小屋を過ぎると草木の生えない急登となる


 
 火山らしい別世界が広がる
 右がグランド噴火口だろうか?


 
 1962年(昭和37年)に噴火した昭和火口、後ろは美瑛岳


 
 昭和火口から山頂


 
 擂鉢火口

 
 
 擂鉢火口から山頂方面、ここから暫く平坦な道でホッとする

 
 まるで月面の様な景色

 
 平坦ではあるが靴が数センチ砂に潜り、中に砂が入らないか心配になる砂の道が続く

 
 
 正面には山頂への壁の様な急登が見える

 
 火口壁なのか遠くから見ると垂直に見え何処から登るのか解らかった
 近寄って初めて登山者がルート上に見えるほどだ


 
 下る人の足取りから急斜面が解る


 
 あちこちから噴煙が揚がる


 
 急登を登り切り山頂へ最後の登り


 
 十勝岳山頂2077m
 20年前(平成17年7月)には望郷台から十勝岳・美瑛岳を周っているが
 その時の記憶は余りない
 山頂の表示の後ろに「光顔巍々(こうげんぎぎ)」と書かれた石柱が見える
 この碑に付いては先の機関誌 郷土をさぐる(第11号12号)に詳しく書かれている
 意味は『雄々しくおごそかにそびえたつ十勝岳の姿は、光に輝く佛の徳のように偉大である』ということらしい
 
  
 山頂から十勝岳とは対照的な山容の美瑛岳、そこへ続く登山道は縦走したくなるたおやかな稜線にある

 
 富良野岳方面
 今回は十勝岳から富良野岳へ縦走する計画であったが
 宿泊予定の上ホロ避難小屋がキャンプ場と共に工事中で使用不可なためいったん下山することに

 
 上ホロ避難小屋工事現場の様子

 
 下山開始


 
 上からみると更に急に見える


 

 

 
 登りでは気付かなかったが沢状になっている所
 土砂で汚れているがよく見ると雪が残っており雪渓だ


 
 
 山頂を振り返りながら下山
 右のえぐれた部分がグランド火口だろう

 
 下山して吹上温泉白銀荘へ宿泊
 町営の温泉宿泊施設で調理器具や食器、ガス等設備が整った自炊専用宿

 夕食は中富良野街まで下りネパールカレーの店「ポカラ ダイニング」でカレーを食べた
 この店、北海道に数店あるチェーン店の様だ

 

 
 中辛でも充分辛い
 ナンは見た目よりコクがあり美味しく頂けた




 数年続けて旭岳から富良野岳まで5日間かけて重装備で縦走している60代の山友がいる
 十勝岳から富良野岳への縦走だけでも大変なのに並外れた体力だ
 しかし、無理がたたったのか今年人工関節の手術を受けてリハビリ中
 私も、何時かは大雪縦走をと思っていましたが
 下りではやはり膝が痛むこともあり困難な年齢になって来た様です
 今後、素晴らしい北海道の山々の稜線を少しづつでも歩ければと思う今日この頃です
     
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 これまでの行程
【同 行】鈴
【行 程】8月23日 晴れ
     前橋7:00==10:15万代島鮮魚センター・新潟港12;00==4;30小樽港(車両+運転者26900 ツーリストA)
     8月24日 小雨・晴れ
      5:00小樽講港===8:40ヒグマ情報センター9:30----沼巡----11:15大学沼11:50----13:25ヒグマ情報センター-----大雪高原山荘1泊2食15000円






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