上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

北海道への山旅2022(4日目 富良野岳)

2022年09月05日 | 山2022
 8月26日(金)曇り/小雨/晴れ
 白銀荘6:30====十勝岳温泉凌雲閣07:00----07:31新Z07:37----07:51新D07:51--08:08上富良野岳分岐08:08---09:50縦走路分岐09:50----10:26富良野岳10:47----11:11縦走路分岐11:15----2:25上富良野岳分岐12:25----12:32新D12:33----12:47新Z12:48----13:16十勝岳温泉凌雲閣13:16====16:00大雪白樺荘(1泊2食9980円)

 
 吹上温泉を車で出発し、標高1280mの一軒宿十勝岳温泉凌雲閣まえの登山口駐車場へ
 北海道で一番高いところにある温泉宿だそうだ
 一昨日宿泊した大雪高原山荘は標高1260mで道内2番目の標高にある温泉宿

 
 
 先行者が何人かいる様だ

 
 令和2年7月に訪れた時には凌雲閣の後ろに富良野岳が見えたが今日は雲の中
 


 
 登山口にここにも句碑の様なものがある
 「春あけやらぬ 十勝の 拓道に 防人の君 若き力を たぎまする」
 建立年月 昭和四十二年九月
 建立場所 凌雲閣横の登山口左側
 短歌詠者・揮毫者 第五代 第二師団長 渡辺 博 陸将

 これも、上富良野郷土をさぐる会の会報に詳しい
 昭和36年から40年にかけて凌雲閣まで自衛隊が道を拓いた記念碑
 そんな訳か、凌雲閣には自衛隊割引というのがある


 「上富良野郷土をさぐる会」は熱心で郷土愛の強い充実した会の様だ
 


 
 登山道に入った所には山の神「大山神(オオヤマツミ)」の石碑がる
 好天と登山の無事を祈り登頂開始


 
 最初は四輪駆動車通れそうな登山道
 小石がボールベアリングの様になり靴底が滑る


 
 ヌッカクシ火口(安政火口)
 地図に安政火口とあるが安政年間に噴火した証拠は見つかっていないが小規模な爆発は何回か起きているそうだ


 
 安政火口直下のヌッカクシ富良野川を横断
 今にも噴煙が上がりそうな光景に先を急ぐ


 
 振り返ればカメラが噴火口を監視している


 
 川を渡った所に石碑がある
 「風に叩かれ 吹雪に耐えて 岩に根を巻く 松の幹負けるものかと 夜空に問えば 月がほほえむ 十勝岳」
 観光協会と十勝岳山岳救助警備隊が建てたものらしいが石碑の多い山域だ


 
 振り返ればガスも少し晴れ、赤い実を付けたウラジロナナカマド越しに凌雲閣が見えた


 
 ここにもイワブクロが咲き残っている


 
 上ホロ分岐


 
 分岐を過ぎ、これから行く比較的平坦なルートが見えるが
 稜線は雲に覆われ行先に不安を感じる


 
 二つ目の渡渉


 
 渡渉点を過ぎると急な階段


 
 チングルマの大群落 花の季節はどんなだったのだろう


 
 ミヤマリンドウ
 秋口とはいえ花の百名山らしくなって来た


 
 ナガバキタアザミ
 チシマキタアザミ・ダイセツヒゴタイなどあるようだがどれだか解らない


 
 ミヤマアキノキリンソウ


 
 チシマギキョウ
 天気は良くないが雨露に濡れた花も美しい


 
 ミヤマホツツジを撮ろうとしたが
 向こうからやってくる山ガールに焦点があってしまった
 聞けば、天気が悪いので富良野岳に登らず三段山メインで下山するそうだ


 
 ダイセツトリカブト


 
 セリ科SP (北海道だからとりあえずエゾボウフウ)
 セリ科の植物は素人には見分けが難しい
 ポイントが解れば容易いのだろうが、難しそうなのでパスしてしまい
 いつまでたっても解らないままで
 見分け方教室でも無いものだろうか?


 
 下界は少しづつ雲が上がって来た様だ


 
 三峰山への分岐
 到着したときはガスの中


 
 しかし、みるみるガスが晴れ
 おとぎ話の様に山頂への階段が現れた


 
 登山道脇にはコマクサ
 大分くたびれてはいるが数株咲き残っている

 
 
 チシマギキョウは花が横向きなのでイワギキョウだろう
 

 
 ハイオトギリ


 
 コケモモも美味しそうに熟している


 
 登ると同時に雲も上がり、十勝岳が見えて来た


 
 山頂に付く頃には思いの外、晴れ間も



 
 富良野岳山頂1912m 後ろは十勝岳
 すっかり晴れて来た


 
 十勝岳への稜線

 
 登って来た方面


 
 前富良野岳方面


 
 山頂付近お花畑 
 7月に訪れたらどんなに素敵だろうと、そんな思いを深くしながら下山


 


 
 ウラジロナナカマドも真っ赤な実を付ける季節となった

 

 
 白樺荘の夕食
 そして、70km程離れた大雪白樺荘へ
 ここはユースホステルでもあるが一般の旅館でもあり、ここ3年定宿化して来ている
 本日は、和室の一般宿へ宿泊
 当日予約にもかかわらず気持ちよく受け入れて頂きありがたかった

 



 天候と疲労度により臨機に計画変更しているので行程に無駄が多い
 十勝岳は美瑛岳と併せて登っても良かったし、富良野岳は上富良野岳を周回しても良かった
 しかし、あまり根を詰めてピークハントの様な登り方はもう出来ない
 寂しくもありますが、何となく余裕がありこれはこれで良いと思う今日この頃です
 地図を見ながら来年の山行が楽しみになって来ました
     
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 これまでの行程
【同 行】鈴
【行 程】8月23日 晴れ
     前橋7:00==10:15万代島鮮魚センター・新潟港12;00==4;30小樽港(車両+運転者26900 ツーリストA)
     8月24日 小雨・晴れ
      5:00小樽講港===8:40ヒグマ情報センター9:30----沼巡----11:15大学沼11:50----13:25ヒグマ情報センター-----大雪高原山荘1泊2食15000円
     8月25日 晴れ
大雪高原山荘5:00===吹上温泉白銀荘08:25---09:28吹上温泉分岐09:28---09:50雲ノ平分岐09:50---10:03十勝岳避難小屋10:17---11:12昭和火口11:13---12:40十勝岳13:09---14:06昭和火口14:06---14:43十勝岳避難小屋15:09---15:18雲ノ平分岐15:18---16:20吹上温泉白銀荘(素泊まり3100円)
     



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