九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

仲の神島の海鳥(沖縄県八重山郡竹富町)

2013-06-27 21:22:01 | 野鳥ー西表島2013...

 6/21(金)から2泊3日の日程で、日本野鳥の会九州沖縄ブロック2013西表大会に参加してきました。

台風4号の接近で出発が危ぶまれましたが、タイミング良く入れ違いになり、予定通り無事に行くことができました。
 大会前日の6/21(金)08:05 ANA481便で福岡空港出発、那覇経由で石垣島へ、新石垣空港からタクシーで石垣港へ、13:30発の高速船で西表島上原港へ、迎えのバスで大会会場の白浜港の「海人の家」には15:00前に到着。早速この地方特有のオサハシブトガラスの出迎えを受けました。
 小休止の後、皆さんと下見を兼ねて周辺の探鳥、開始早々、第一の目的のカンムリワシが遠くでしたが見られ、幸先よい予感。山道に入ると、キビタキ、ヒヨドリ、キジバトなどに続いて、アカショウビン、サンコウチョウの声、ベテランの皆さんと探しましたが、姿は見つけることが出来ませんでした。また山道の直ぐそばにカンムリワシも居たようですが、小生は見る事が出来ませんでした。
 全ての鳥がリュウキュウ、イシガキなどが付くそれぞれの亜種のようで微妙に違います。全般に日焼けしているのか?色が黒いようです。

 宿に戻り、シャワーを浴び、西表支部の皆さんが用意して呉れた前夜祭に出席、オリオンビールと地元石垣島の泡盛で盛り上がり、皆さんと楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

 大会当日の2日目も早朝から探鳥、午後は今回のメインイベントのブロック大会に出席、東海大学沖縄地域研究センターで、主に「仲の神島」でのカツオドリやセグロアジサシを中心とした外洋性海鳥類の繁殖生態などを長期に亘り研究に取り組んでおられる河野裕美先生の講演は大変面白く興味のわく内容で、翌日行われるこの島(仲の神島)への海鳥観察ツアーへの期待が高まりました。
 大会終了後は懇親会に出席、この日も満月の下、午後9時から会場外での2次会まで本部、各支部の皆さんと夜のふけるのも忘れて楽しみました。

 三日目6/23(日)、海鳥観察ツアーの出発する07:30まで、日の出前の暗いうちから周辺の探索、前日見る事が出来なかった、シロハラクイナにも出会え、朝食もそこそこに海鳥観察ツアーに出発しました。

 順序は逆になりますが、海鳥観察ツアーの模様を掲載します。

『仲の神島は西表島の西南約16キロにある周囲1.26キロの無人島で、約60万羽におよぶ海鳥の集団繁殖地として知られている。
 仲の神島で繁殖する海鳥で最も多いのはセグロアジサシで全体の約75パーセントを占め、オオミズナギドリ・クロアジサシがこれについでいる。比較的少ないがカツオドリも繁殖している。
 わが国有数の海鳥の集団繁殖地で、その学術的価値は高い。』
  文化遺産オンラインより
 のとおり、日本有数の海鳥の繁殖地です。

この日は終了後の鳥合わせで、カツオドリ、アオツラカツオドリ、セグロアジサシ、クロアジサシ、ヒメクロアジサシ、の5種が観察されたとのことでしたが、小生はカツオドリ、セグロアジサシ、クアジサシの3種のみ双眼鏡で視認できました。写真でもアオツラカツオドリ、ヒメクロアジサシは見つけることができませんでした。

1.今回の会場と宿「海人の家」

2.06:03 白浜港の朝焼け
  北九州とは時差が1時間以上あると思われ遅い夜明けです。

3.07:30 予定通りダイビングボート「Miss UNARIZAKIⅦ号」に乗船
   定員36名、最高速度23ノットで水洗トイレも完備しています。
  この時期は出港率30%と今回も前日には出港が危ぶまれましたが、無事に出港できました。
 空には前途を祝すかのように虹もでてくれました。

4.08:38 荒波を乗り越えて「沖の神島」に到着
  島に近づいた頃からカツオドリが船の近くを並走するようになり、島に着くとおびただしい数の海鳥が乱舞する模様は圧巻 で思わず声がでました。
 まずはアップ(大トリミング)で左から、セグロアジサシ、カツオドリ

5.クロアジサシ?
  中央は体全体が黒く頭が白いのでクロアジサシと思われます。

6.カツオドリの親子
  右は可愛いヒナのようです。

7.カツオドリ
  顔が青いので♂と思われます。

8.上、セグロアジサシ 下、カツオドリ

9.左から、セグロアジサシ、カツオドリ、カツオドリ幼鳥、その上はセグロアジサシ、カツオドリ2羽、セグロアジサシ


10.カツオドリ警備隊?
   高い所で見張り役の数羽が警戒しているように見られます。

11.左からカツオドリの幼鳥、カツオドリ、カツオドリ幼鳥、カツオドリ
   左の羽を広げたのはアオツラカツオドリに良く似ていますが残念ながら、体の大きさ、顔などから幼鳥のようです。

12.乱舞
   何羽いますか?さすがにベテランの皆さんもお手上げのようです。


13.乱舞 
   ほとんどがセグロアジサシ、中にクロアジサシが混じっているようです。

15.斜面のコロニー?

16.   カツオドリの多くの幼鳥が見られ、子育て中のようです。

17.
   左と右にカツオドリ幼鳥、その他大勢のセグロアジサシ

18.カツオドリ♀
   水玉模様は本当の水玉(丁度雨が降ってきました。)

19.セグロアジサシ

20.09:15 離島
   遠ざかる仲の神島全景、名前のとおり神々しい雰囲気です。

撮影機材:カメラ:Nikon D7100
     レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
撮影日時:2013年06月23日07:30~
撮影場所:沖縄県八重山郡竹富町(仲の神島)

全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。

仲の神島の海鳥(沖縄県八重山郡竹富町)


                        ここをクリックするとフルスクリーンの画像が見られます↑ 

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