高山市の宿に着いたら、数個の鉾のミニチュアと足長、手長と名付けられた
奇妙な木彫像がガラスケースの中にあった。
説明を探すと、「足名推名(アシナズチノミコト)、手名推命(テナズチノミコト)」
とあり、出雲の国で八岐大蛇に生贄にされるところを、丁度通りかかった
スサノオノ尊に助けられ、
その後、尊の妻となった櫛名田姫の両親とある。
どう言う訳か両親は娘夫婦と別れて出雲を離れ、
流れ流れて飛騨の国に辿り着いた。飛騨の国主に贈り物をと思って
川の魚を獲っていると、神様が現れて、禁じて居た漁をしたとお怒りになり、
夫の両足を括って逆さまにぶら下げ、妻は両手を縛ってぶら下げ、そのまま捨て置かれた。
飛騨の人々は元々自分達が魚を獲りすぎて神の怒りをかっていたので、
夫婦を気の毒に思い、神様に助けてあげてほしいと頼んだ。
夫婦は助けられたのですが、下に降ろされてみると、それぞれ足と手が
ビョーンと伸びていたとの事です。その後のお話は詳しくは分かりませんが
日本神話に登場する神々は、それぞれ自然界の事象を象徴していると言われているので
この夫婦の伝説も、深い川の幸と
高い木々の上の山の幸を得易い長い手足が欲しいと言う
飛騨の人々の願いが込められたものかもしれません。
奇妙な木彫像がガラスケースの中にあった。
説明を探すと、「足名推名(アシナズチノミコト)、手名推命(テナズチノミコト)」
とあり、出雲の国で八岐大蛇に生贄にされるところを、丁度通りかかった
スサノオノ尊に助けられ、
その後、尊の妻となった櫛名田姫の両親とある。
どう言う訳か両親は娘夫婦と別れて出雲を離れ、
流れ流れて飛騨の国に辿り着いた。飛騨の国主に贈り物をと思って
川の魚を獲っていると、神様が現れて、禁じて居た漁をしたとお怒りになり、
夫の両足を括って逆さまにぶら下げ、妻は両手を縛ってぶら下げ、そのまま捨て置かれた。
飛騨の人々は元々自分達が魚を獲りすぎて神の怒りをかっていたので、
夫婦を気の毒に思い、神様に助けてあげてほしいと頼んだ。
夫婦は助けられたのですが、下に降ろされてみると、それぞれ足と手が
ビョーンと伸びていたとの事です。その後のお話は詳しくは分かりませんが
日本神話に登場する神々は、それぞれ自然界の事象を象徴していると言われているので
この夫婦の伝説も、深い川の幸と
高い木々の上の山の幸を得易い長い手足が欲しいと言う
飛騨の人々の願いが込められたものかもしれません。