秋色リースに”ジャック オ ランターン”
ーー魔女さん(キッチンウィッチ)ーー
去年神戸元町の商店街を歩いていたら、魔女の人形だけを大小取り混ぜ
いっぱい置いてあるお店を見つけた。”何で魔女だけを”と訊くと
”西洋ではキッチンウィッチという魔女がいて台所の見張り役をし
、火事を出さない、美味しいお料理が作れる様にしてくれる、
薬草を上手に使いこなし家族の健康を守ってくれる妖精だ”とか。
人形は薬草の入っている布袋をもっていて、薬草の香りがする。
うちも守って貰おうと一人台所に来てもらっている。由来を知りたくて
ネットで”魔女”をひいてみたけど恐ろしい魔女狩りの話が多く、
このいい魔女とどう結びつくのか分からないままだ。
ではと、魔女が飛び廻りそうなハロウィーンを調べてみた。
ハロウィーンは古代ケルト人の秋の収穫祭の前夜祭で
一年の始まりの11月1日前日の夜は、死者が家族を訪ねてくるのと一緒に
悪霊もやってくるとされたらしい。それらから身を守るため人々は仮面を被り祭司が
焚いた火を家に持ち帰り、かまどに火をつけ、家を温めた。古代ではかぼちゃでなく
カブをくりぬいた中に火を入れ魔除けとしたと。そのずっと後、アイルランド人
スコットランド人が大量にアメリカに移民した後 くりぬくのはかぼちゃに
なったとか。ジャックランターンと呼び善霊を呼び寄せ悪霊を祓う効果があるとされ
怖い顔にして戸口に置き魔除けとした。
子供達は魔女やお化けに仮装し近くの家々をまわって「御馳走をくれないと
悪戯するよ」と唱え、貰ったお菓子でパーティを楽しむ。私達が
ハロウィーンを楽しいものとイメージするのは、そのせいだろう。
キリスト教派の多くは起源が違うからとして、このお祭りに否定的らしい。
ケルト人の歴史の記述は広域に渡っていて、とても書き切れない。
しかしケルトというと妖精や伝説に溢れているという勝手なイメージは捨てられない。
ジャック オ ランターンについても言い伝えや言葉の由来の記述があった。