夏近し byオオチ

私が学生時代を過ごした長崎は「長崎は今日も雨だった」という歌（知りませんか？私は東京で受けた面接試験で長崎の大学だというだけでこの曲名を英語で言ってみよ。と突然いわれました。もちろんワワワワーでした）があったり、あじさいが市の花だったりして、なんとなく雨のイメージが強いところですが、実際住んでみて、思ったほど雨が多いわけではないというのが実感です。

ならば、どうして長崎が雨のイメージなのか・・最近思いあたりました。
雨が多いからではなく、雨が似合うからです。（根拠はないけど断言）
オランダ坂がある東山手やめがね橋周辺など、石畳や石塀が多い長崎の街は、
長い年月で丸みをおびた石達が雨に濡れて晴れの日とは違う美しい表情を見せます。
アスファルトやサイディングばかりの街では、こうはいかないでしょう。
長崎にいる方は、今こそ自分が住む街を堪能できる季節ですね。
雨の日を美しくみせるもの、私も街にでて他にもみつけに行きましょう。身近にも何かあるはず。今のうちです。

私が最近行った長崎は、お祭りの「おくんち」のはじまりとなる「小屋入り」の日。
この日から練習がはじまるそうです。
いろんなところから聞こえるお囃子がにぎやかで、夏の到来を感じました。

　　　

商店街では、紋付袴に正装したご主人等が店の前に立ち、法被をきた方々を一礼して迎えています。
神事はいいなぁと思うのは、やはり日本ならではの感覚なのでしょうか。

曇りでもいい感じのポスト


知っていますか？裏めがね橋。笑えます～。某めがねやさんが作られたそうです。


余談ですが、長崎ではあじさいのことを「おたくさ」とも呼びます。これには鎖国時代にドイツの商館医として長崎に勤務していたシーボルトと日本人女性の切なくも力強い絆にまつわる話があります。雨音をBGMに自宅やCAFEなどでゆっくり過ごすのもまたいい時間。そんなときにでも雨が似合う花「おたくさ」の由来と二人の数奇な人生をたどってみてください。


Have a nice Rainy Day!

投稿ｂｙ　オオチ