昨年の11月にT様からご紹介頂いて、K様とのお付き合いが始まりました。
出会いは築26年の中古マンション。まだ前の入居者の方がお住まいの中、バタバタと採寸と写真撮影、ご要望も十分に聞かずまま計画がスタートしました。
今ではめずらしく殆どの壁・床・天井がコンクリートの為に間取りの自由が利かない上、結露や床の凹凸など状態がいいとは決して言えない諸条件のなか、
どこを変えて減額するかがメインのような今思えば過酷な打合せでした。
それにもかかわらず明るくご協力して頂いたK様。
「絶対いいもの造って喜んでもらいたい」そんな気持ちが打合せを重ねるごとに増していき、熱い想いをもって着工しました。
エレベーターの無い4Fまでの階段、真冬のウォーミングアップには丁度よかったでしょうか?(職人さんに怒られそうです・・・)
全てがコンクリートの為、何をするにしても激しい騒音。ご協力頂いたご近隣の方々に本当に感謝します。(写真↓は、床の不陸調整をしているところです。)
通常はお引渡しの一週間前くらいに段々と名残惜しくなってくるのですが、直前まで仕上げにかかってしまい、突然嫁入りの日がやってきたようでした。
約1ヶ月の工事も振り返るとあっという間。つい2、3日前が懐かしく感じる程です。
↑ご入居後に「いらっしゃい!」とK様に迎えられたときは、娘を持つ父親が初めて嫁ぎ先におじゃましたような感じで、嬉しさとほんのり寂しさが混じったなんとも不思議な気持ちでした。ただ、お引渡し時よりも何よりも、K様のやさしさに包まれて、今までで一番幸せな空間になっていることが本当に嬉しかったです。
家って不思議なものですね。同じ空間でも住まう人によって全く違う表情になるのは、その人の心そのものが表れるからでしょうか?
創り手としてそのお手伝いをさせて頂けたことに感謝感謝です。
↑K様がお手持ちでした素敵な家具。以前お住まいでしたアンティークな空間とはお部屋のテイストは変わったものの、すっかりリラックスしているように思えます。
↑燦燦と光が入り込む明るいパウダールーム。広々とした気持ちのよい空間です。(日焼けにご注意下さい!)
↑K様お手持ちの照明器具が使える場所を?ということで、減額とは反対に設えることになった壁面。コルクタイルの風合いも相まって落ち着いた寝室になっています。
↑最後まで、K様の第一優先でした無垢のチェリー材。質感はもちろん、反射したり溶け込んだり、光の浴び方が加工品とは違います。
森林の中の優しい木漏れ日、カサカサッという枯葉の音まで連想してしまいそうです。
無垢材は将来「反る」可能性が十分ありますが、その無造作なところも含めて愛してくれる方にはとても心地の良いものではないかと思います。
マンションの改装は戸建や新築と違い、日の光や方位によって間取りや窓開口など自由に変えられないものです。
ですから、照明や素材など内装によって趣を設えることが殆どなのですが、K様が住まわれてから発見があったそうです。
それはダイニングテーブルの正面に見える、遠い山々から昇る朝日。(お引渡し直後はキラキラと光る雪山から日が昇ったそうです。)
一日の始まりが朝日を浴びながらの朝食だなんて、ステキですね。そして少し深く腰掛けると無駄なものが消されて山の風景だけが浮かび上がる・・・まるで別荘のようです。
西陽が当たる寝室から廊下に差し込むやさしい光もまた趣があります。
閉ざされた空間で内装にできることは限られているかもしれませんが、季節や時間の変化を五感で感じられるのはやはり自然あってのことだと思います。
それを享受させてもらえたことと、K様とのご縁に感謝します。
これから季節が変わってからのお住まいも楽しみです。
出会いは築26年の中古マンション。まだ前の入居者の方がお住まいの中、バタバタと採寸と写真撮影、ご要望も十分に聞かずまま計画がスタートしました。
今ではめずらしく殆どの壁・床・天井がコンクリートの為に間取りの自由が利かない上、結露や床の凹凸など状態がいいとは決して言えない諸条件のなか、
どこを変えて減額するかがメインのような今思えば過酷な打合せでした。
それにもかかわらず明るくご協力して頂いたK様。
「絶対いいもの造って喜んでもらいたい」そんな気持ちが打合せを重ねるごとに増していき、熱い想いをもって着工しました。
エレベーターの無い4Fまでの階段、真冬のウォーミングアップには丁度よかったでしょうか?(職人さんに怒られそうです・・・)
全てがコンクリートの為、何をするにしても激しい騒音。ご協力頂いたご近隣の方々に本当に感謝します。(写真↓は、床の不陸調整をしているところです。)
通常はお引渡しの一週間前くらいに段々と名残惜しくなってくるのですが、直前まで仕上げにかかってしまい、突然嫁入りの日がやってきたようでした。
約1ヶ月の工事も振り返るとあっという間。つい2、3日前が懐かしく感じる程です。
↑ご入居後に「いらっしゃい!」とK様に迎えられたときは、娘を持つ父親が初めて嫁ぎ先におじゃましたような感じで、嬉しさとほんのり寂しさが混じったなんとも不思議な気持ちでした。ただ、お引渡し時よりも何よりも、K様のやさしさに包まれて、今までで一番幸せな空間になっていることが本当に嬉しかったです。
家って不思議なものですね。同じ空間でも住まう人によって全く違う表情になるのは、その人の心そのものが表れるからでしょうか?
創り手としてそのお手伝いをさせて頂けたことに感謝感謝です。
↑K様がお手持ちでした素敵な家具。以前お住まいでしたアンティークな空間とはお部屋のテイストは変わったものの、すっかりリラックスしているように思えます。
↑燦燦と光が入り込む明るいパウダールーム。広々とした気持ちのよい空間です。(日焼けにご注意下さい!)
↑K様お手持ちの照明器具が使える場所を?ということで、減額とは反対に設えることになった壁面。コルクタイルの風合いも相まって落ち着いた寝室になっています。
↑最後まで、K様の第一優先でした無垢のチェリー材。質感はもちろん、反射したり溶け込んだり、光の浴び方が加工品とは違います。
森林の中の優しい木漏れ日、カサカサッという枯葉の音まで連想してしまいそうです。
無垢材は将来「反る」可能性が十分ありますが、その無造作なところも含めて愛してくれる方にはとても心地の良いものではないかと思います。
マンションの改装は戸建や新築と違い、日の光や方位によって間取りや窓開口など自由に変えられないものです。
ですから、照明や素材など内装によって趣を設えることが殆どなのですが、K様が住まわれてから発見があったそうです。
それはダイニングテーブルの正面に見える、遠い山々から昇る朝日。(お引渡し直後はキラキラと光る雪山から日が昇ったそうです。)
一日の始まりが朝日を浴びながらの朝食だなんて、ステキですね。そして少し深く腰掛けると無駄なものが消されて山の風景だけが浮かび上がる・・・まるで別荘のようです。
西陽が当たる寝室から廊下に差し込むやさしい光もまた趣があります。
閉ざされた空間で内装にできることは限られているかもしれませんが、季節や時間の変化を五感で感じられるのはやはり自然あってのことだと思います。
それを享受させてもらえたことと、K様とのご縁に感謝します。
これから季節が変わってからのお住まいも楽しみです。
ブログを拝見して、田中さんのお客様に対する想いが
ひしひしと伝わってきました。私たち造る側としても
田中さんの熱意を直に感じておりました。無事にお引渡しが出来、横山も、私も大変嬉しく思います。
これからも、是非、一パートナーとして貢献出来ればと思います。ありがとうございました。