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NPC福岡・女性プランナー4人の日々

雨景色に何想う?    byオオチ

2008年01月27日 | その他
写真は当社で設計させていただいた家で行われた、数十人集まった会におじゃまさせていただいたときの一幕。
さっきまで右に左に上に下にキャッキャ言いながら走り回っていた男の子が、ふとみると窓辺にたって雨が降っている外をじっと見ています。
彼はいったい何を一生懸命みているんでしょうねー?こどもは感受性が豊かなので、オトナには想像し得ない別ワールドに今行っているのかも・・。(ちなみに私の友人の子供には、周りには見えない自分だけのお友達がしばらくいたそうです。 佐藤さとるの世界ですね。)
この窓の外のデッキは斜面に建つこの家の中でとても重要なポイントの場所。そこに何を感じているのか、聞いてみたくて仕方がない職業病的な私でしたが、なんとなくその時間をじゃましてはいけない気がして、写真だけパシャリ。彼が何を考えているかはわかりませんでしたが、その思索の瞬間を視覚できりとりました。
間もなく彼は、さっきのたそがれなどすっかり忘れたようにまた走りまわってましたが・・(笑)

私達の仕事の中で、オーナーさんからいろいろな希望・要望をきくのはとても重要な場面なのですが、私はご夫婦やご家族に会って話を伺うときに、主導権を握っていない、あまり話をされない方の方に、注意して耳を傾けるように心がけています。
加えてそれができることによって影響を受ける周辺や、お店や賃貸住宅ならそれを使うことになるであろう、私が直接会うことはない誰かのことも。
そうして出す提案は、声の大きい方やお金をだす方の直接の希望と違うこともあるので、顔をしかめられることも評価がさがることもありますが、誰かひとりだけにとっていい空間ではなく、皆にバランスよく良いようにする方が結果愛され長く使われるし、それは自然とオーナーにも将来いい影響で還ってくると思うのです。家族や果ては道行く人から無意識に好感をもたれるとか、ね。それには聞こえない声を聞き、想像することも仕事かなと思います。(ムズカシイですけどねー(>_<)、時間はかかるし、はずれることも(多々)あるし(笑))
 あれ?写真の話とずれてきました。まとまらずに焦っていますが、共通項は「想像する時間」ということで。          投稿by オオチ

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