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NPC福岡・女性プランナー4人の日々

街の本屋に集まる人々  byオオチ

2006年08月23日 | インテリア
お天気の休日、けやき通りの本屋ブックスキューブリックを訪ねました。
ここの店長さんとはインテリアデザイナーの奥さんを通じて、本屋を始める前から知っていることもあり、去年まで設計の仕事をしながら時々お店を手伝っていました。
店番をするレジの場所は、実は特等席で、本とガラス越しにけやき通りの景色が望めます。
天気のいい日曜などたっぷり陽が差すこの本屋で働くのはとても心地よい時間でした。

そして、不思議とここは来るお客さんに素敵だなと思う人が多いので、お店にたっていると小さくて楽しい出来事が結構あります。
私も将来こうなれたらいいなと思う上品でおしゃれな老婦人もひとりじゃないし、絵本に詳しい優しい男性デザイナーさんにはいい本を何冊か紹介してもらったし、近所の画廊の方の話や選書には触発される・・etc。
そんなことを思い出していると、顔はわかるけど名前は思い出せない常連さんのおじさまが店長にお土産を持ってこられました。
「旅行ですか?」と伺うと「いやちょっと土地を探しに・・」と。
“あぁっ”と思いだしました。私がいた頃から北海道に喫茶店をつくりたいとおっしゃっていた方でした。私が最初にその話を聞いたのがもうかれこれ2年以上前ではないかと?。後で店長にきくとこの方は定年退職後に向けてこの喫茶店計画を始められたとか・・。
あっという間に会社が買収されるような時代に、こんな風に自分のしたいことをゆっくり時間をかけて、でも休まず続けていらっしゃる。
素敵ですね。目からうろこでした。
私も5年後?10年後?になるのかな、この喫茶店(CAFÉではない)を訪ねたい。
ずっと先にある楽しみっていいですね。

たった十坪の店からこんなコミュニティが日々蓄積されている。店長のなせる技なのか・・???
でも「まち」ってこうやって人が作っていくのかな。人がたくさん集まってきてもつながりがなければ「ただの場所」
とある福岡の場所の「まち」づくりのプロジェクトが始まりました。長丁場の仕事になります。「まち」をつくるために建築にできることは・・

夕方外からの風景もgood

投稿byオオチ


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (Juri)
2006-08-24 19:05:21
懐かしい

私はこの本屋さんの店長さんと奥さんに育てられたようなものです。

店長さんと出逢って、本の素晴らしさを改めて教えてもらいました。

すごく本を愛しているんですよね

お陰で私のお家には半端なく本が増えてしまいましたけど

やはり店長のお人柄や、落ち着いたお店の雰囲気、心地よい音楽がそろうと、お客さんも自然と素敵な方々が集まってきますよね

「まち」をつくるために建築にできることは??

たくさんの答えがでてきそうです!!

応援してます
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Unknown (オオチ)
2006-08-25 01:02:21
おぉ、juriサンもこの店につながっている一人ですね。

なんだかきれいな思い出でいいなぁ。

私はこの間久しぶりにお店を訪ねたのに、店長に会うなり「能天気」と言われ、わが耳を疑いました(笑)・・いや笑えない。

むしろ店長こそ・・と思うのは私だけでしょうか? 



こんな感じで?けやき通りは元気を持続してますよ。

今年の秋、店長が旗ふって、けやき通りのお店郡でイベントを行うそう。張り切られてました。

ワクワクする~。元気な大人がいるまちはいいですね。



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