マンション平和 工事便り３ -検討- ｂｙオオチ

解体をしてみると、下地の状況で物理的に設計変更が必要になることもでてきますが、そういう理由でなく設計を変えることもあります。
壁が取り払われた部屋の中にしばらくいて、改修後を具体的にイメージしたときに初めて見えてくるものもあり、そんな時は工事の段取りを組みなおしても（引渡日は変えられないので）変更をかけます。
この家がこれからまた何十年も続くことを考えると..と、ここ数日のしわよせを選んでしまう、身内泣かせの設計者ですが、怒りながらも付き合ってくれる大工さんには本当に感謝です。

そんなことで工事が始まってからの変更なので、しわよせは最小限にとどめる必要があり、検討する時間はわずか。心は揺れる・・。

こんな風に自分の案でいいのか迷うときには、同僚の３人が強い味方。
いつもはそれぞれに仕事をしていますが、煮詰まったときは、経緯を説明する時間を割いても３人に相談します。誰かの経験や思いつきが解決になったり、自分と違う意見を聞いて、逆に自分の思ったままいこうと決断できたり。

写真もランチ時にたまたまいた二人が巻き込まれて、食事もそこそこに考えてくれているところ。(そして他人に考えさせているときに、写真など撮っている当事者）
このようにいろんな人に思われているＨマンションです。