橋下徹氏は、「必要条件を十分条件」のように誤解している

橋下徹市長には、

次のようなびっくり発言がある。

「ギャンブルを遠ざける故、坊ちゃんの国になった。小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ね、全国民を勝負師にするためにも、カジノ法案を通してください」。

これに関して、

G.D.Greenberg‏@G_D_Greenberg さんが

――いよいよヤキが回ったようだ。この人に大阪府政を任せるという最大のギャンブルをやめた方が良い。〔19:09 - 2015年5月16日 〕――

と述べている。

大阪府民、市民に対する診断として、

実に、適切な指摘と思う。

取り巻き連は、

ギャンブル好きにはたまらいオーラを発する橋下徹市長ではあるが、

ギャンブル依存が高じて、

人生をチャラにする危険があることを知らないのか。

橋下氏は、

「親父がヤクザ」

という経歴を香水のように使っている。

確かに彼は、お坊ちゃんでないかもしれない。

しかしそれが、

ギャンブル依存から来る万能感なら、

治療に値する人だということが

実証されているだけだ。

さて、彼は有難くも、

全国の血のつながりのないお子さんをギャンブル漬けにして

お坊ちゃんで失くそうとしてくれている。

しかし、他ならぬ彼自身が

どんなパワーを持っているのだろうか――。

「お坊ちゃん育ちに大阪府の改革なんてできっこないですよ」

と言い切る彼の姿を見ていて、

余りにも多くを端折り過ぎなんじゃないかと感じる。

仮に、彼がギャンブルに溺れた状態から立ち直る力を有していたとしよう。

しかし、それだけでは、

既得権益に依存した政治から脱却しているとは言い難い。

選挙民が彼をお坊ちゃん育ちでないという理由だけで大阪府の改革ができると想像するのは、

それ自体、大きな賭けなのだ。

「必要条件を十分条件にしている」

というG.D.Greenberg@G_D_Greenberg さんのツイート〔19:07 - 2015年5月16日 〕が

批判として当を得ているのではないか。