
「厨坊アサシン」
原案 平山夢明
著者 浅野智哉
めらめら度★★★☆☆
20170131TUE-20170204SAT
薄っぺらなガキが読むライトノベルなんて活字の消耗品だ。美少女アニメみたいな表紙絵が気持ち悪いし、あんなもんは、まともな大人の読み物ではない。が、しかし…。ミステリ系やSF系のライトノベルが頻繁に映像化しているし、そんなに馬鹿にしたものでもないのかも。更に、最近は、ホラー系のライトノベルなんてのもあるらしい。ライトなホラーって…? う~ん、箸休めとして読んでみるか。
で、鬼畜系ホラー作家と称される平山夢明が原案として関わったライトノベルを読んでみた。ヤクザに父親を殺された女子中学生が復讐に燃える血塗れバイオレンスである。ヤクザを殺し、殺し屋を殺し、普通の女子中学生だったの少女たちが凄腕の暗殺者として覚醒していく…。壮絶なるアホ小説だ。低俗で、低能で、低級で、低劣。しかし、困ったことに、その低い意識が面白いんだよねェ…。
正直、恥ずかしい。四十路のオッサンが、こんなもんを面白いと思ってしまって良いのだろうか…。文庫本を読む時は、いつもカバーをしているが、今回は、特に必須だった。つーか、軽い読み物って、それこそ消耗品で良いのかもなァ。下らないけど、だからこそサクサク読めて気晴らしになる。PTAに発禁されそうな悪書なので、子供に薦められないけど…。たまには、身にならない読書も悪くない。

TOブックス「厨坊アサシン」720円
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