「夢幻花」
著者 東野圭吾
めらめら度★★★☆☆
20210927MON-20211003SUN
10月3日に読了した本を今更になって振り返る…。久々に、東野圭吾さんを読んでみた。相変わらず、安定した面白さである。この人の本は、本当に外れがない。直木賞を受賞する前までは、東野ミステリを読み漁っていたんだよなァ。でも、人気作家になって作品がバンバン映像化されるようになると、返って手が出なくなった。安定した面白さに、なんだかマヒしてしまって…。
俺は、自分でも呆れるほどのヘソ曲がりなので、外れのない安パイを避けてしまう。いつでも手が出るモノは、結局、いつまでも手にしない、みたいな感じ。この「夢幻花」も間違いなく面白い。読みやすいのに、ちゃんと意外性があって、読後感も良い。でも、なんか物足りなかったなァ。安定した面白さって、実は、退屈なのかも。不完全な方に、なぜか魅せられてしまうのだ。
PHP研究所「夢幻花」858円
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