呑んだり食べたりフォトったり

GBのキャブレター清掃



信号待ちで不意のエンスト。

この1年半程色々憶測建ててはその都度対処しましたが、今だにたまに再発します。こりゃあもう素直に考えればスロージェットが詰まってるんだよなぁと考え、確認することにしました。以前オーバーホールした時にフロート室のネジをヘキサゴンに換えていたので、そこだけ外してジェットにアクセス出来ますし。



取り敢えずキャブ内のガソリンをドレンより排出。そしたら黒いゴミが無数に。うわ~これはもう明らかにあかんヤツですよ。自分で完全OHをしたもんだからキャブの内部が汚れてるっていう発想が湧かなかったんですよね。思いこみによる決めつけがどれだけ答えへの遠回りになるか、散々経験してきた筈なのに。



こうなるとまずストレーナーが気になります。カップを外してみると底が変質。さっきの黒い異物が接触して悪さしたんでしょうね。ということは、ゴミは永らくキャブ内にいたということでしょう。



ストレーナーにも黒い物が認められます。アイドリングでストールしたらスロージェットが詰まってる。こんな当たり前にして基本的なことをスルーしてしまうなんて情けない。



チャンバーを外します。少しでもアクセスしやすいようにセルモーターを外しました。でも後側2個は六角レンチがスムースに差し込めないし回すクリアランス無いし。地道にやって外すのは時間が掛かります。結局キャブ本体毎取った方がいいんじゃないかと思ったり。



フロート室底にも黒いゴミ。この後ジェットを確認しましたら、やはりスロージェットには汚れが付着していて経路が狭くなってました。クリーナーとエアで掃除しましたが、写真を撮る余裕がないくらいしつこい汚れでした。べったりこびり付いてるとかじゃなくて、細かな毛のような物が引っ掛かってて向こうがクリアに見えない感じ。漸く取り除き、組み直してテスト走行。異常なしで一安心となりました。

前回のOHは2009年9/3と早5年前。この時はバキュームピストンの張り付き対策で開けたんですが、内部の汚れは認められませんでした。だからゴミ詰まりを疑わなかったんでしょう。あれから既に5年なので、特にタンクの錆とか無くても大気中の不純物等が原因でゴミが蓄積してもおかしくはないのかな。そう言えば当時「細かな不純物が浮遊してる感じというか、クリアな感じはしません」と感想を述べてましたっけ。

今回スロージェットの詰まりと断定したのは、ストール後再始動がちょっとスムースじゃなかったからです。失火してエンストしても、問題なければ直ぐエンジン掛かる筈。プラグはまだ換えてから距離駆しってませんし。

GBはキャブの脱着が面倒だからメンテも敬遠しがち。併せてフロートチャンバーガスケットもおいそれと再使用できないから二の足を踏ませます。今回は以前漏れた時みたいにヘタってなかったので再使用に踏み切りましたが。なんにしてもメンテナンスは基本からですね。
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