Story !!完全詳細版 ネタバレ注意!!
わかりにくい所は、「007/カジノ・ロワイヤル」を参照してね。
<イタリア>
前作からの続きで、MR.ホワイトを取っ捕まえたボンド(ダニエル・クレイグ)は、壮絶なカーチェイスの末、拉致に成功。
MI-6のセイフハウスでMと一緒にMR.ホワイトを尋問中、仲間のミッチェルの裏切りに遭う。なんと敵はMI-6内部にも浸透していたのだ!どっちが誰だかわからん宙づりアクションの末、ミッチェルを倒したボンド。しかし、MR.ホワイトは逃がしてしまう。
ミッチェルの銀行口座に大金を振り込んだ奴がいる。ボンドは金を振り込んだ地質学者スレイトが滞在していた、ハイチはポルトープランスのホテルへ飛ぶ。
ところで、前作で亡くなったヴェスパーの恋人らしき死体があがったが、DNA鑑定の結果、別人の可能性ありとの説明あり。
<ハイチ>
ホテルのスレイトの部屋へ踏み込んだボンドを刺客が襲う。そいつを倒して、フロントでアタッシュケースを受け取って出た所に、カミーユ(オルガ・キュリレンコ)が登場。言われるままに車に乗ったボンドだが、アタッシュの中に彼女の写真が。暗殺者と勘違いされたボンドは、危うく彼女に撃たれる所を逃げる。
カミーユを追ったボンドは、埠頭でドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)と会う彼女を監視。奴は自然保護団体「グリーン・プラネット」のCEOだ。グリーンに紹介されたボリビアの元独裁者メドラーノ将軍に銃を向けたカミーユを制止して、ボートチェイスの末、彼女と脱出する。メドラーノ将軍はカミーユの親の仇で、そのためにグリーンに接近していたらしい。
<オーストリア>
グリーンは、CIA南米支局長のグレゴリー・ビームと密会。ボリビア現政権の転覆についてCIAの承認を得るとともに、ビームにボンドの暗殺を依頼する。同席していたCIA諜報員のフィリックス(ジェフリー・ライト)はビームのやり方に懐疑的なようだ。
一方、トスカ上演中の劇場に潜入したボンドは、通信機を使って秘密会合が行われている事を知る。"貴重な資源を"独占する"ティエラ計画"が水面下で進行中らしい。ボンドが撮影した顔写真をMI-6本部で照合した結果、なんと各国の政府中枢に近い人物ばかり。組織の底知れぬ闇が垣間見えるのだった。
<イタリア>
度重なる荒っぽい行動にMI-6に見放されたボンドは、カジノ・ロワイヤルの件で関わりをもったマティス(ジャンカルロ・ジャンニーニ)に協力を依頼。共にボリビアへ向かう。
<ボリビア>
イギリスへの帰国を促すMI-6現地職員のフィールズを軽くあしらい、マティスのコネでグリーン・プラネットの慈善パーティーに潜入。カミーユと再会したボンドは彼女と共にティエラ計画が進行中のボリビアの砂漠を空から調査する。戦闘機の襲撃を受けたボンドは墜落する飛行機から辛くも脱出。どうやらティエラ計画で独占する”貴重な資源”というのは水のことらしい。
ホテルに戻ったボンドを待っていたのは、彼を拘束しようとするMとMI-6。脱出したボンドは、CIAのフェリックスから、グリーンとメドラーノ将軍の取引が砂漠のホテルで行われるという情報を得る。今度はアメリカ特殊部隊の襲撃をかわし、
カミーユと砂漠のホテルに乗り込んだボンド。グリーンがクーデター資金を将軍に手渡そうとしたその時、ボンドの襲撃が始まった。次々と誘爆する燃料電池(「発電はどうしとるね?」「燃料電池さ。」という無駄な会話の意味がここで明らかになる。)の炎の中で一味を倒し、グリーンに引導を渡すボンド。
<イギリス?>
やっぱり生きてたヴェスパーの恋人とカナダ情報部員の前に姿を現したボンド。カナダ情報部の女性に組織の浸透を忠告したボンドは、ヴェスパーの恋人を捕らえる。ヴェスパーへの想いを断ったボンドは、再びMI-6での任務に就く決意を胸に去って行くのだった。
2008年/イギリス=アメリカ/マーク・フォースター監督作品
評価 ★★★☆☆
本来の007映画というものは、
1. 世界征服をたくらむバカが出現。
2. われらがボンドに悪者退治の指令が下る。
3. 絶体絶命の危機に陥っても、その状況をあらかじめ知っていたとしか思えない都合良く出来た新兵器を駆使して悠々と危機突破。
4. 世界の危機を救って、美女とラブシーンでめでたし、めでたし。
と思ってたんですが、ダニエル・クレイグに変わってからはリアリズムを追求しだして新しい路線に走ってしまいました。
これはこれで面白いけど、あんまり深刻になりすぎると、ジョン・ル・カレの世界になってしまうのではないかと心配です。個人的には真面目な007より、ピアース・ブロスナンのばかばかしいタッチの方が好きなので。
今作で政府の中枢にまで入り込んだ世界的犯罪組織クォンタムの存在が明らかになりました。これまではその下っ端の悪人との対決で、今回のは水利権を手中にしようという、そんなのはとっくにどこぞの政府がやってるようなちゃちな陰謀でした。次回からは、より巨大な悪との対決でストーリーも一層ハチャメチャになることを期待します。
映画『007/慰めの報酬』公式サイト
(「007/慰めの報酬」 2008年2月 岡谷スカラ座にて鑑賞)
わかりにくい所は、「007/カジノ・ロワイヤル」を参照してね。
<イタリア>
前作からの続きで、MR.ホワイトを取っ捕まえたボンド(ダニエル・クレイグ)は、壮絶なカーチェイスの末、拉致に成功。
MI-6のセイフハウスでMと一緒にMR.ホワイトを尋問中、仲間のミッチェルの裏切りに遭う。なんと敵はMI-6内部にも浸透していたのだ!どっちが誰だかわからん宙づりアクションの末、ミッチェルを倒したボンド。しかし、MR.ホワイトは逃がしてしまう。
ミッチェルの銀行口座に大金を振り込んだ奴がいる。ボンドは金を振り込んだ地質学者スレイトが滞在していた、ハイチはポルトープランスのホテルへ飛ぶ。
ところで、前作で亡くなったヴェスパーの恋人らしき死体があがったが、DNA鑑定の結果、別人の可能性ありとの説明あり。
<ハイチ>
ホテルのスレイトの部屋へ踏み込んだボンドを刺客が襲う。そいつを倒して、フロントでアタッシュケースを受け取って出た所に、カミーユ(オルガ・キュリレンコ)が登場。言われるままに車に乗ったボンドだが、アタッシュの中に彼女の写真が。暗殺者と勘違いされたボンドは、危うく彼女に撃たれる所を逃げる。
カミーユを追ったボンドは、埠頭でドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)と会う彼女を監視。奴は自然保護団体「グリーン・プラネット」のCEOだ。グリーンに紹介されたボリビアの元独裁者メドラーノ将軍に銃を向けたカミーユを制止して、ボートチェイスの末、彼女と脱出する。メドラーノ将軍はカミーユの親の仇で、そのためにグリーンに接近していたらしい。
<オーストリア>
グリーンは、CIA南米支局長のグレゴリー・ビームと密会。ボリビア現政権の転覆についてCIAの承認を得るとともに、ビームにボンドの暗殺を依頼する。同席していたCIA諜報員のフィリックス(ジェフリー・ライト)はビームのやり方に懐疑的なようだ。
一方、トスカ上演中の劇場に潜入したボンドは、通信機を使って秘密会合が行われている事を知る。"貴重な資源を"独占する"ティエラ計画"が水面下で進行中らしい。ボンドが撮影した顔写真をMI-6本部で照合した結果、なんと各国の政府中枢に近い人物ばかり。組織の底知れぬ闇が垣間見えるのだった。
<イタリア>
度重なる荒っぽい行動にMI-6に見放されたボンドは、カジノ・ロワイヤルの件で関わりをもったマティス(ジャンカルロ・ジャンニーニ)に協力を依頼。共にボリビアへ向かう。
<ボリビア>
イギリスへの帰国を促すMI-6現地職員のフィールズを軽くあしらい、マティスのコネでグリーン・プラネットの慈善パーティーに潜入。カミーユと再会したボンドは彼女と共にティエラ計画が進行中のボリビアの砂漠を空から調査する。戦闘機の襲撃を受けたボンドは墜落する飛行機から辛くも脱出。どうやらティエラ計画で独占する”貴重な資源”というのは水のことらしい。
ホテルに戻ったボンドを待っていたのは、彼を拘束しようとするMとMI-6。脱出したボンドは、CIAのフェリックスから、グリーンとメドラーノ将軍の取引が砂漠のホテルで行われるという情報を得る。今度はアメリカ特殊部隊の襲撃をかわし、
カミーユと砂漠のホテルに乗り込んだボンド。グリーンがクーデター資金を将軍に手渡そうとしたその時、ボンドの襲撃が始まった。次々と誘爆する燃料電池(「発電はどうしとるね?」「燃料電池さ。」という無駄な会話の意味がここで明らかになる。)の炎の中で一味を倒し、グリーンに引導を渡すボンド。
<イギリス?>
やっぱり生きてたヴェスパーの恋人とカナダ情報部員の前に姿を現したボンド。カナダ情報部の女性に組織の浸透を忠告したボンドは、ヴェスパーの恋人を捕らえる。ヴェスパーへの想いを断ったボンドは、再びMI-6での任務に就く決意を胸に去って行くのだった。
2008年/イギリス=アメリカ/マーク・フォースター監督作品
評価 ★★★☆☆
本来の007映画というものは、
1. 世界征服をたくらむバカが出現。
2. われらがボンドに悪者退治の指令が下る。
3. 絶体絶命の危機に陥っても、その状況をあらかじめ知っていたとしか思えない都合良く出来た新兵器を駆使して悠々と危機突破。
4. 世界の危機を救って、美女とラブシーンでめでたし、めでたし。
と思ってたんですが、ダニエル・クレイグに変わってからはリアリズムを追求しだして新しい路線に走ってしまいました。
これはこれで面白いけど、あんまり深刻になりすぎると、ジョン・ル・カレの世界になってしまうのではないかと心配です。個人的には真面目な007より、ピアース・ブロスナンのばかばかしいタッチの方が好きなので。
今作で政府の中枢にまで入り込んだ世界的犯罪組織クォンタムの存在が明らかになりました。これまではその下っ端の悪人との対決で、今回のは水利権を手中にしようという、そんなのはとっくにどこぞの政府がやってるようなちゃちな陰謀でした。次回からは、より巨大な悪との対決でストーリーも一層ハチャメチャになることを期待します。
映画『007/慰めの報酬』公式サイト
(「007/慰めの報酬」 2008年2月 岡谷スカラ座にて鑑賞)
ストーリーが複雑なので、自分の頭の中を整理する意味で、パンフなども参考にしながらストーリーを書きました。
ホント、ダニエル・クレイグはヤケになりっぱなしで余裕が無いですね~。
よくここまで詳細にストーリー語れますね
あっしは物語がさっぱりわからず
スパイがヤケになって殺しまくる映画だとしか思えませんでした
参考になりました
コメントありがとうございました。
展開が早くてわかりづらかったですね。
大事な事をセリフだけで片付けてる所もあったし。
まじめにやるなら、いっそのことボンドにこだわらずに他のシリーズにしてもよいかもしれませんね。
アイマックさんもブロスナン派ですか?
ちなみに、僕はブロスナンでは「ダイ・アナザー・ディ」が好きなんですよ。笑
復習しておいたからいいものの、それでもわかりづらいところがありました。
まじめなボンドも2作続くと、従来のゆるめのボンドがなつかしくなるのは
わがままですかね。
ブロスナンのボンドも好きでしたが、この前ゴールデンアイをTVでみたんですけど
007でも別物に感じましたよ。笑