久しぶりに新宿へ行ってきました。
暑さ寒さも彼岸までとはよく言いますが、寒すぎ。
バスをさんざん待ったり、旦那のための土産でクリスピーなんとかドーナツを買うのに行列に並んだり、長時間風にさらされて凍えそうでした。
で、帰りは新宿駅で迷子になるし。
東京に住んで10年近くなるけれども、新宿駅西口の構造と渋谷の地理がぜんぜん理解できません。
病気?
今、部屋にいるのに鼻先がつめたくて、耳たぶが熱い。
風邪引くかもなぁ。
ちーみの鼻は今日もしっとり。
先日新潟に帰ったとき、母に図書カードをいただいたので久しぶりに西澤保彦さんの小説を買いました。
この人の作品は、エゴ丸出しの人間や変人が織り成す心理描写(というか、これでもかってぐらいの人間観察描写)が素敵なのですが、今回買ったのは『フェティッシュ』というヘンテコな作品。
触られると仮死状態になってしまう美少年に魅入られた人たち(たとえば葬式会場で喪服姿の女の脚を隠し撮りしている老人など)がどんどん不幸になっていく、という、あらすじを書こうにもどう書けばいいかわからないような小説。
途中まで読んだものを枕元に置いていたら、夜中のうちに旦那が読んでいたのです。
普段僕が読むような小説をいっさい手に取らない旦那が、この奇妙な小説をどう評価するのか気になったのですが、
「つまんない。それより、お前も早く葬式に行って喪服の女の脚でも撮ってこい」だって。