ヘンゼルとグレーテル ソニー・マガジンズ このアイテムの詳細を見る |
『ローズ・イン・タイドランド』の話をしていて思い出しました。
2005.6.14の記事にも登場しました大友克洋著『ヘンゼルとグレーテル』。
㈱CBS・ソニー出版発行(1981年)ハードカバーA4版大の上質紙。総ページ127ページ。
(当時、1600円と高価^^;だったので、なかなか買えませんでしたが、買っといて良かった)
※収録作品は↓
- ヘンゼルとグレーテル
- 赤頭巾
- 狼と七匹の子やぎ
- 狼と羊飼いの少年
- 三匹の子ぶた
- ジャックと豆の木
- 金の斧、銀の斧
- 牛とカエル
- マッチ売りの少女
- 白雪姫
- ロビンソン・クルーソー漂流記
- 不思議の国のアリス
- オズの魔法使い
- アリババと四十人の盗賊
- シンデレラ
- 白鯨
- 青い鳥
- 狼男
- 眠れる森の美女
- DON QUIJOTE
- I・N・R・I
この本を、大きいの、小さいの、いいのに悪いの、くさいのやダサイの、スケベなのいい加減なの、セコイのもう少しやせた方がいいの、もっと仕事をした方がいいの、早く借金を返してほしいのもう少し待って欲しいの、今度酒を飲みたいの、遊びに来て欲しいの来なくていいの、この本を只でもらおうとしてるのや、その他僕の友人たちに……
上記のように、目次をめくると小さく縦書きで、献辞が書かれています。
なんだか、いいねっ!若いねっ!大友さん。
そして、『不思議の国のアリス』ですが、5ページの短編。
中華風アリスなんですよ~
「多忙多忙 人民的多忙 熱烈多忙」
「急如脱兎 遅足如亀 ヒーホヒホ」と急いでいるのは、人民服を着たうさぎさん。
マッドハッターは、中国仙人のようだし、三月ウサギも人民服。
半符亭・弾符帝は何だこりゃー。
トランプの兵士は…。ん?月にススキ…。あかよろし…(昔、てっきり「あのよろし」と思っていました^^)。ここだけ日本の花札?
最初、表紙はゆったりと一コマで始まった、この物語。
2ページ目は横に分割され、二コマ。3ページ目は縦に分割され四コマ。4ページ目八コマ。
等分に分割されてゆき、最終5ページ目は横四コマ×縦八コマの三十二コマのゴチャゴチャ。
どんどんアチェルランドしてゆきますね♪♪
しかし、トートツに終わります。
「あら……、夢だったのね……」
はい!おしまい!
トートツでごめんなさい;記事をまとめる能力に欠けています
でも、ぜひあの大きなサイズで復刊してほしいですね。
復刊ドットコムによると、2004年11月以降、交渉情報がありません。こう着状態?
※画像は、先日バーゲンブックフェアで購入した『不思議の国のアリス』工藤和代(ドールハウス作家さん)
海洋堂プロデュース「消えかかったチェシャネコ」つき手作り本。
作らなきゃいけないんだけど、まだパッケージ破ってないの~
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