●アンテナ スペシャル・エディションハピネット・ピクチャーズこのアイテムの詳細を見る |
監督:熊切和嘉
出演:加瀬亮/小林明実/木崎大輔/宇崎竜童/麻丘めぐみ
原作:田口ランディ
失踪。自殺。病死。新興宗教。精神不安。自傷。SM。
誰もが抱えるトラウマを上記のキーワードで綴る。
痛い。痛すぎる。
目を背けたくなりながら、観ずにおれない。
鏡による演出。池?にはオフィーリアのように、妹が流れてゆく幻想。
でも、ストーリーがない訳でなく、15年前に失踪した妹の事件をきっかけに、こわれていった家族のことを心理サスペンス的に描いています。
思い出した現実なのか、妄想なのか…。
全編に漂う空気は重苦しく閉ざされており、田舎の山の風景なのに開放されない。
実際の風景と、幻想と。
この、訳分かんなさと記号的映像は、黒沢清監督『アカルイミライ』を思い出しました。よろしければ、2005.10.6記事。
タイトル『アンテナ』とは、主人公の大学生、荻原祐一郎(加瀬亮)の弟が言うところの“でんでん虫の触角のようなもの”
山の中にポツンとある大きな鉄塔にも象徴されている。
目に見えないものを感じ取る力。それは真実なのでしょうか。
加瀬さんは、すごい役者だと思いました。今まで結構、他の映画でお会いしてるのにな。これほどとは…。
泣きたくなるほど繊細で乾いた情熱の演技をなさる方なんですね。
夫も加瀬さんについて知ってました。夫はサラリーマンなので、社長の息子なのに役者という経歴にビックリしてました^^;
加瀬さんの「アンテナ」にまつわるインタビュー
元気な時に、もう一度観たい映画ですね。一人で。
弱っている時だと、ツライかも。
仲の良い人と一緒に観る映画でもありません
アンテナ - goo 映画
この映画を観ている人が少ないので、ちょっと不安になってしまいましたが…
真摯な気持ちで観ていらっしゃる方が居たのがうれしくてTBさせていただいちゃいました。
加瀬亮よかったですよね。
また一人で、もう一度観たいです~
コメントありがとうございます。
『アンテナ』あまり知られていないのでしょうか。
そうですね、地上波向きじゃないかも…^^;
原作者はあまり好きじゃないですが、この映画はもう1回見たいと思わせるものがありました。
ホント、加瀬君よかったですよね^^