シネマるマンガぁ?byちゃとと

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映画『ルネッサンス』

2007-07-29 23:59:57 | シネマる(劇場編)
2007.7.24鑑賞。
なるもにあ様と六本木デートした時に、たまたま当日フランス映画祭でかかっていた映画。
「これ、観たいね」でも、当日のチケットが残っているほど、甘くはありませんでした。
なるもにあ様の『ルネッサンス』鑑賞記事はこちら。どうぞ!
頂いてきたフランス映画祭のパンフを見た時に、切り絵のような画像に目を留めました。
一枚一枚、グラフィックアートを見ているよう。
光と影のコントラストがはっきりしています。光はまばゆい白、影は漆黒。
これがどんな風に動くの?

はい!観てきましたよ。
グラデーションというものがないので、案の定、最初は少し違和感。
しかし、モーションキャプチャーのせいか、だんだん慣れてくるせいか、最後は実写を見ているような気分になりました。
これはストーリーのおかげもありますね。
絵のイメージから、映像美に重きを置いた抽象的な映画かと思ってましたが、ハズレ。
ちゃんとしたストーリーがありました。
女性研究者の誘拐という事件の発生。
残されたヒントを探し出し、謎解き。
実写のサスペンス映画を見ているよう。
物語は押井?大友?ブレラン?な感じ。その分、拒否反応はなく、すんなり入ってきました。

フランス人って、ハリウッドアニメよりジャパニメーションが好きなんですね、やっぱり。
…というか、ハリウッドではこの類のストーリーをアニメにしようとは考えないですね^^迷わず実写にしちゃうでしょう。
アニメは子供が見るもの…という認識があるのかな?

未来のパリの街の造形デザインも見ものです。
翌日観た『レミーのおいしいレストラン』も美しいパリの街並みシーンがありますが…。
何せ、未来です。

冒頭シーン。主人公の夢から始まります。そのシーンへの入り方もかっこいいなぁ。
その後のシーン。老女がみるみるうちに若い美女に代わる。
カメラをひいて、動画になっているアヴァロン社の看板と分かる。
どんどんカメラをひいて、パリの街並みが現れる。
カメラが俯瞰のまま手前にずっと動く。
立体になっている街並み。高所からずんずん低所へ。
冒頭シーンだけで、「これがアニメ?」と圧倒されますね。
アニメってことは、実写と違い、すべて細かく描かねばいけないということなのですから。

※トップの画像は映画パンフレット。
白と黒の2冊組。なので、若干高価格1500円。
↓パンフの中身はこんな感じ



映画『ルネッサンス』オフィシャルサイト

ルネッサンス - goo 映画

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2 コメント

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フランス映画 (なる@)
2007-07-31 23:21:20
パリの街並みが本当に美しかったですねー。
特に地下からの目線が新鮮でした!
未来でもノートルダムやエッフェル塔は確かに健在だろうな、と
思わせてくれる部分ありました。
画面ごとの構成や流れ含めた
デザイン性のグレードは「さすがフランス!」という感じでしたね。

ちゃとと様と同じく、
思ったよりストーリーがしっかりあって、
まともなヨーロッパ映画を見た、という印象が残りました。
マフィアのボスとの関係とか、面白い伏線もあったし
姉妹の中の葛藤も興味深かったです。

『レミーのおいしいレストラン』も見たいなぁ。
返信する
何でしたっけ? (なる@様←ち)
2007-08-01 15:56:58
メビウスとかエンキビラルとかって先生が描いてるフランスの漫画。
…とここで、『金魚屋古書店』を取り出してきて…。
そうそう、ベーデー(BD)「バンド・デシネ」読んだことないけど^^;
フランスでは、あんな漫画があるんですもんね。
このアニメの背景もBDありけりで、出るべくして出たのかも…。
ついでに、メビウスの作品。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/69/e032f386be2363e5a16d6726cbdc5bde.jpg

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/eb/eadece30a4c04c55eac7246786a72da5.jpg

街の立体構造がカコイイ!
そして、エッフェルも通天閣も不滅です!多分…^^


そうそう、マフィアのボスの名前「あれ?どっかで聞いた…」と思ったら、「冒頭シーンに繋がるんだー」とにんまりしちゃいました。
姉妹の葛藤…そうだそうだ!
見所いっぱいですよね。

『レミー』機会があれば、是非どうぞ♪
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