小さい頃、おばあちゃんにいろいろつれられていった。ひなびた温泉宿に日帰り入浴。そこにはおばあさん達が好むお菓子があった。煎餅やらあられやら子供が喜ぶようなものはなかった。たった一つを除いては・・・そのお菓子の名はオーケー煎餅。(正式にはチョコレート煎餅)、南部煎餅の裏側の平らなところにチョコレートが塗られている和とも洋ともいえぬミスマッチ度抜群のお菓子。しかし子供ながらに夢中で食べた。そしていまそんなお菓子はどこにも売っていない!周りに聴いてもしっている人はいなかった。しかし私はあきらめなかった。自分の記憶に正直に・・・あった!やはりあったのだ。その煎餅を作っているオーケー製菓は弘前にあった。しかもいか煎餅はちょっと売れている!・・・しかしチョコレート煎餅は・・・?