迷走する枕茶屋

胎児は自分の部屋を掃除する

近所のスーパーで久々に亜子ちゃんと亜子ちゃんママに出会った。 亜子にね〜妹ができるんだよ〜(亜子ちゃんは妹を希望)と言ってママのマタニティーのお腹を指さした。 6ヶ月らしい。 亜子はお姉さんになるんだからもうちょっとしっかりしなきゃね〜と亜子ちゃんママは言うと、亜子しっかりしてるも〜んと、ぺこちゃんみたいにほっぺたを膨らました。 でも亜子は、おもちゃで遊んだら出しっぱなしでお片付けしないでしょ〜と、亜子ちゃんのほっぺたを指で突っつくママさん。 そこで私は亜子ちゃんに、お腹の赤ん坊は、お腹の中が汚れたら自分で掃除をするんだよ〜っていう話をしてあげた。

過去に大ベストセラーとなった「バカの壁」の著者、医学博士の養老孟司が書いた医学に関する書籍や、金森俊郎著作の「いのちの教科書」などを読んでいると、まだまだ知らなかった人間の身体の仕組みに感心することばかり。 特に赤ん坊の驚愕な生命力の強さと仕組みは神秘的としか言いようがない。 面白かったのは、胎児は母胎の中でオシッコをするか? である。
赤ん坊は産まれ出た時に胎便という黒い塊を出します。 生まれたばかりでまだ何も食べていないのにどうして便が出るのだろうか、それはお腹の中で赤ん坊は何かを食べているからです。お腹の中の赤ん坊はどんどん成長します、したがって細胞の新陳代謝も活発に行なわれる。 そして胎脂というヌルヌルした脂や、剥がれ落ちた細胞などが母胎の中の羊水を汚します。 その汚れと一緒に羊水を飲んでいるわけです。 それが胎便です。 飲み込んだカス(剥脱細胞)を赤ん坊の体内の腎臓で濾過され、無菌となったものがオシッコとして出てきます。 そうやってキレイになった羊水を元に戻してそれを繰り返します。 そう、驚くべき事に、赤ん坊は自分で自分の部屋を掃除しているわけです。 それを繰り返してるうちに、その汚れが限界に来た時、赤ん坊はそこから出たい!という信号を送ります。それが出産の合図です。 出産の合図は赤ん坊の方から発するというのには正直驚きました。 男の私にはスゴイ!と感心するばかりです。 赤ん坊と言うのは母親の手を煩わさなければ何も出来ないものだと思っていました。 しかし考えてみたら、いくら母親でもお腹の中の赤ん坊には触れないわけですから、当然オムツ換えも出来ないわけです。 それなのに独りで何もかもやっている。 母親がお腹の子に対して出来る事は、赤ん坊にとって最大の環境と条件を用意する事。 あとは「あなたの力でがんばりなさい」と、見守っていくしかないのです。 無事に出てこられたのは赤ん坊自身が頑張ったから。 そして、そのより良い環境作りを応援し安定させるのが父親や家族の役目ですね。 

お腹の赤ちゃんだって自分の部屋は自分でキレイにするんだから、亜子ちゃんもちゃんとお片付けしなきゃ、生まれてくる赤ちゃんに笑われちゃうよ。 と話をしてあげたけどイマイチよくわかってないみたいだった。 その代わり亜子ちゃんママにヘェ〜〜そうなんですか、スゴ〜イ!と感心されてしまった。 あ、あれ? この話って、妊婦でも意外と知らないものなのかな…  と思った。

テレビでよく部屋を片付けられない汚部屋女性タレントの特集とか見るけど、いい大人が片付けられないなんて、と〜っても恥ずかしいですねぇ E-ナンチャラAmiとか〜○辺直○とか〜中○ア○とかぁ〜〜 おまいら みんな胎児からやり直してください!



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