迷走する枕茶屋

底辺の食卓

去年の秋に入院してから、医者に塩分を控えるように言われている。 普通は1日の塩分摂取量(男性の場合)は8.0g~9.0gらしいのだが、私の場合1日の塩分摂取量は約6.0g以下をキープするように言われています。 市販されている加工食品にはほとんどと言っていいほど塩が含まれている。 チョコレートなどの甘いお菓子にも必ず塩分は含まれる。 ただの食パンでさえも塩が使われているのだから、塩分抜きはほぼ不可能である。 とは言っても人間は塩を取らないと生きてはいけない。 成分表示のないスーパーの惣菜やお弁当はまず利用できない。 なので自分で塩分をコントロールして作るしかないのだ。 退院してから毎日自分で食事を作っている。 今は、スーパーでも減塩の醤油やソース、ケチャップなどが売られているが、それはあくまで30%〜50%カットにすぎない。 味もやはり若干落ちるので、結局いつもより多めに使ってしまうので減塩の意味がなくなる。 なのでなるべく調味料に頼らず、野菜そのものの味になれるようにしている。 最近はホワイトソースを使うことを覚えた。 ハインツのホワイトソースは一人分(一袋)の塩分相当量が0.7gなので、一食分を半分づつに分けて使えば一食分0.35gになる。 薄めた醤油よりかは、テイスト的にははるかに我慢できるレベルだ。 しかも病院でもホワイトソースを使った食事がよく出ていた。


オニオンオムレツのホワイトソースかけ。 人参とブロッコリーはレンジで温めただけ。
味付けはホワイトソースの他にすりゴマ(塩分0)だけ使ってます。

鶏肉とほうれん草(玉ねぎ、人参、しめじ、コーン等)のホワイトソース炒め。


卵と魚肉ソーセージ炒め。 味付けは味の素とすりゴマのみ。 塩気は魚肉ソーセージに含まれる分で十分。 卵を使えば私の場合、味的にはほぼOK!

これらの料理の味はとても薄いです。 薄味にはすぐになれました。 それというのも母の介護をしていた時は、9年間私が母の食事を作っていたからです。 母は塩っ辛いものに敏感で舌がすぐに荒れてしまいます。 医者にもっと青いものを食べなさいといつも言われていたので、ホウレンソウ等の青物野菜を中心に薄味で作っていました。 私も一緒に食べていたので、薄味には慣れていました。 とは言うものの、今の私の食事は当時よりも味が薄いのです。

これが当時の母のメニュー(写真に撮って記録していたのだ)


3年前の母(てい子)の食事風景。 実はとても不味そうな顔で食べてます。なぜかというと、母は好き嫌いがとても多い。 ナスとかゴボウとかしいたけとかの年寄りが好みそうなものがだいたい嫌いなんです。 食材が乏しい戦時中を生き抜いたくせに、なんて罰当たりな年寄りなんだろう。。。 
食事中は見張ってないと、残して捨ててしまうのです。 息子が苦労して作ったものを捨てるなんて…   親としてありえない!  この人はそんな人です。





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