迷走する枕茶屋

良説耳に痛し

テレビを見ていても 本を読んでいても 音楽を聴いていても

堕落した我が胸に突き刺さる言葉の数々

遊んでいる手を見つめ 自分はこれで良いのだろうかと疑問符が浮かび上がる



もっとやるべき事があるのも承知の上で、

あえて遠回りをするのも悪くはないと 調子づいた理屈で蓋をする

足元に転がっている 毛を伸ばせばすぐに取り出せる言い訳の数々

そんなもんで平常心を確保できているわけがないのだ



わかってるって!  わかってはいるけど…

人間そう簡単に割り切れるもんじゃない

ワンクッション置かなきゃ

踏み出せないこともあるんだ

自分のタイミングで行かせてくれないか



夏休みの宿題を後回しにするタイプは

大人になっても変わらない

分かる分からないの問題では無く

わかっているからこそ踏み切ることを臆病にさせる

踏み切る強さと割り切る決意が大事なのだ

どちらにしても やはり耳が痛い


甘えを欲しがる自分の耳なら尚更痛い






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