西武ホールディングス(HD)が23日、東京証券取引所第1部に上場した。有価証券報告書の虚偽記載で西武鉄道が2004年12月に上場廃止となって以来、9年4カ月ぶりの株式市場への復帰となる。初値は売り出し価格と同じ1600円だったが、午前の取引は初値をおおむね上回って推移した。筆頭株主の米投資ファンド、サーベラスは保有株の売却を見合わせた。
時価総額は5474億円で、3月のジャパンディスプレイ(5412億円)を上回り、今年最大の上場となった。首都圏の私鉄では東京急行電鉄(約8000億円)、小田急電鉄(約6500億円)に次ぐ規模となる。
売り出し価格は、当初想定の2300円を大幅に下回った。日経平均株価の伸び悩みに加え、投資家が西武HDの成長性を慎重に見極めたいためとみられる。
このため、全体の約35%を保有するサーベラスは予定していた15.5%分の売却を見送った。西武グループ創業家の堤義明氏が大株主の資産管理会社、NWコーポレーションも第2位株主のまま約15%分の保有を続ける。この結果、上場で売り出されたのは金融機関などが保有する計約2782万株で、発行済み株式の約8%にとどまった。
サーベラスは「経営に関与する意向はない」と説明するが、上場前は、西武HDに経営改善を求めて独自の取締役候補を推薦するなど、圧力を強めた経緯もある。株価が低迷すれば、経営への関与を再び強める可能性もある。西武HDは、収益拡大策を早期に示して株価を押し上げられるかが課題となる。(毎日新聞)
西武が上場廃止になって10年経つんですね。
再上場・・・
時価総額は5474億円で、3月のジャパンディスプレイ(5412億円)を上回り、今年最大の上場となった。首都圏の私鉄では東京急行電鉄(約8000億円)、小田急電鉄(約6500億円)に次ぐ規模となる。
売り出し価格は、当初想定の2300円を大幅に下回った。日経平均株価の伸び悩みに加え、投資家が西武HDの成長性を慎重に見極めたいためとみられる。
このため、全体の約35%を保有するサーベラスは予定していた15.5%分の売却を見送った。西武グループ創業家の堤義明氏が大株主の資産管理会社、NWコーポレーションも第2位株主のまま約15%分の保有を続ける。この結果、上場で売り出されたのは金融機関などが保有する計約2782万株で、発行済み株式の約8%にとどまった。
サーベラスは「経営に関与する意向はない」と説明するが、上場前は、西武HDに経営改善を求めて独自の取締役候補を推薦するなど、圧力を強めた経緯もある。株価が低迷すれば、経営への関与を再び強める可能性もある。西武HDは、収益拡大策を早期に示して株価を押し上げられるかが課題となる。(毎日新聞)
西武が上場廃止になって10年経つんですね。
再上場・・・