ゴリぽんの「・・・」日記のつもり

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『文化』大漁旗・・・

2006年04月07日 | Weblog
「ど派手な色と強烈なデザイン・・・肉太の文字で海の男の
 歓喜と感動を伝える」そんな『大漁旗』である。
漁師の心意気を形にした・・・「海の芸術」とも言えるかも??
大漁旗についてまとめてみようっと!!

大漁旗の起源は、平安時代の「船印」や江戸時代の「船幕」など
船主などを明らかにする『目印・・・』としての旗。
漁業に結びついたのは、明治に入ってからだとか・・・
船から陸に向かって大漁を知らせる『信号・・・』でもあった。

デザインに関しては・・・
波の高い日やきりの多い日でも陸から識別できるように、肉太の字・明るめのデザインで
描かれている。「なるほど、なるほどですね・・・」
旗の構図は・・・中央に船名が大きく、下の方に旗の寄贈者の名前が!!
空いたスペースには、土地ゆかりの魚や縁起物の絵や祝いの意味を示す
『熨斗(のし)』が描かれている。
「縁起物の絵・・・」などは、「鶴と亀」「宝船と七福神」「朝日と富士」「松竹梅」などなど・・・
「独楽(こま)」や「ひょうたん」や「達磨大師」など、縁起担ぎの謎説き絵もあるとかです。
「独楽(こま)」・・・積み荷が「よく回る」
「ひょうたん」・・・「頑丈で軽く浮く」
「達磨大師」・・・「倒されても起き上がる」
「鯛・・・」・・・「めでたい」の意味で最もポピュラー、必ず腹を上向きにした「踊り鯛」をかく
などなど、商売繁盛や航海が安全にという願いが込められている。

『地域性』
瀬戸内海など穏やかな海の大漁旗は、普通に活きのいい魚が描かれている。
房総・三陸・玄界灘などの荒波のところは、かなり「どう猛」に魚も描かれている。
「凶暴な魚・・・漁師が命がけで立ち向かう獲物として描かれている」

『板子一枚、下は地獄・・・』
危険な海で一心同体の作業をする漁師の船・・・「ほんまにそうですもんね(涙)」
海に囲まれた、海洋国家とも言える日本の大切な『漁民文化』なんですね。




★ 『旗・・・』 ★
ついでに少し・・・「孫子の兵法」にも、こんな言葉が
『金鼓・旌旗は、人の耳目を一にする所以なり』
(鐘や太鼓・旗や幟は、将兵の注意を一点に集中させるために用いるものなのである)
『旗印』を活用して、「組織を団結させることにも使われるのですね、妙に・・・納得です」




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