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人にはある領域を極めるとゾーン体験をする事があるそうです。
よくスポーツ選手が語る、 何も考えなくても自然に身体が動いたとか相手の動きが手に取るように分かった、野球選手もボールが止まって見えるなどそう言う発言を聞いたことがあります。
人は勝負に挑む場合緊張する、その緊張がゆるくても持てる力は発揮できません、また緊張し過ぎても力は出せません。その中間にゾーン域があるそうですその領域にはまることをゾーン体験というそうです。
これは自分でコントロールし体験出来るものではない様です。
今井選手にそのことを聞いてみました。
まず体験をしたことがあるかとの質問に、2度程それではないかと思う体験があるそうです、1度目は箱根駅伝4年の時の往路5区山登り区間での走り、2度目は今年のニューイヤー駅伝4区の快走。
疲れが無くどれだけでも走れる気持ち、後方の選手の位置が見なくてもどこにいるのか分かる。
そんな体験だと言っていました、確かにそれはゾーン体験だとおもいます。
トップアスリートになると、この体験は可能だと聞きます、この状態にしようと思ってもできるものではないようです、しかしその領域に入る準備をする事は出来る。 と彼は言っていました。
それには心技体のバランスと練習で培われる自信。常にその努力をしなければゾーンにはまる事は無いのでしょう。 彼のゾーンにはまったレースを期待しています。