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一花 一情

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http://www.jazzradio.com/pianojazz← クリック後 休日の午後 コーヒーでも飲みながら・・・・・・・

先日 華道家 池坊 ゆきさん(次期元池坊家元)が言われていました。
伝統文化が敬遠される理由の一つに決まり事 約束事が多く堅苦しい、
美しい花を自分の思うまま好きに生けてはいけないのだろうか
そんな考え方で伝統文化を切り捨てる。

しかし華道の教えの一例で
木と草を生ける場合 木は花器の中心より後方 草は前方に生ける 自然界では木は高くそびえ
足元に背の低い草が茂る そう言う風景を花器に表現する

草花は単年で枯れてしまい今を表現 木は歳月を現す過去を現すのだそうだ、これは先人の感覚によっての決まり事ではなく 自然環境から生まれた古今遠近と言う概念から来ているものだそうだ。

先人が自然の何を尊重し 育くみ伝統や型に取り入れたか、その美意識はどこに有るのか歴史や物語 哲学までも組み入れた伝統文化は幾万の書物を読んでも引き出せるものではない 伝統文化にある型や手法は先人の英知の凝縮であり歴史や文化を理解する手掛かり 先人に敬意を表し型にはまると見えて来るものがあるようです。


とは言っても自分の感覚に頼り好きなように生けるそんな生け花も有っていいのだとも思う。
人に見せる 教えるとなると型の手法やその裏に持っている哲学も必要かもしれないが単純にきれい、
美しい バランスが良い 風情が有る 自然が読み取れる そんな感覚を自分で生み出す事も
面白いと思う。時には伝統を壊す新たな手法を組み入れる そのことが改革をもたらし近代華道に繋がってきた要因とも言える。

人工物を花器にいけて見る、華道にあり得ないものを生けると華道では無いそれは伝統ではないのでしょうか、いずれは洗礼され悪しきものは淘汰され伝統となるはずです。

あえてキキョウ・百日草を木に見立て サザンカの小枝を下草に生けてみました。
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