糖尿病にはカイコが効く?

血糖値が高めの私がカイコのサプリを飲んだところ、ビックリするような効果がありました。私の体験や調べたことを伝えます。

蚕の機能性について

2025-01-30 10:03:51 | 蚕粉末がなぜ糖尿病に効くのか?
蚕(カイコ)は伝統的な絹の生産以外にも、機能性成分や新素材としての価値が注目されています。以下は蚕の機能性に関するポイントです。

食品・健康分野での機能性
高タンパク質含有

蚕の粉末(蚕パウダー)は良質なタンパク源として注目されています。動物性タンパク質に匹敵するアミノ酸バランスを持ち、ヴィーガンや健康志向の人々にも適した代替タンパク源です。
機能性成分(セリシン)

繭の主要成分であるセリシンは、抗酸化作用、保湿効果、抗炎症作用などが報告されています。化粧品やサプリメントの素材としても利用されています。
血糖値ケアへの期待

ボスリンをはじめとする蚕由来の健康食品は、糖質代謝をサポートする効果が期待されるとして注目されています。薬事法に抵触しない表現では「糖質コントロール」や「食後の健康サポート」といった表現が適しています。
医療・バイオ分野での機能性
遺伝子組換えカイコ

カイコを用いたバイオ医薬品生産が進んでおり、インスリンやワクチン成分を生産する研究が進展しています。
シルクを利用した再生医療素材

シルクフィブロインは生体適合性が高く、創傷治療用の素材や再生医療の足場材料として利用されています。
環境・持続可能性
エコなタンパク源

養蚕は牛や豚と比較して温室効果ガスの排出量が少なく、持続可能なタンパク源として注目されています。
繭由来バイオプラスチック

シルクから作られたバイオプラスチックは生分解性があり、環境に優しい新素材として研究が進んでいます。
蚕は食品、医療、環境保全など幅広い分野でその機能性が評価されつつあり、今後さらなる応用が期待されています。
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蚕を使った天然抗生物質

2025-01-07 16:23:25 | 蚕粉末がなぜ糖尿病に効くのか?
蚕(カイコ)の多目的利用に関する研究においては、世界のトップレベルにある韓国で2013年に、蚕を使った家畜用の天然抗生剤が開発されました。

 近年、ニワトリや豚、牛など家畜への抗生剤使用が多くの国で規制されていて、規制の対象はこれからもどんどん拡大されていくものと予想されています。

そんな中、韓国の政府機関である農村振興庁は、蚕を利用して、家畜の免疫力と生産性を向上させられる飼料添加用の天然抗生剤を開発しました。

 蚕の体内に病原菌が侵入すると、強力な抗生物質である抗菌ペプチドを大量につくり病原菌から身体を防御します。この原理を利用して、ニワトリの免疫力と生産性を向上させることができる飼料添加用の天然抗生剤が開発されました。

 現在では体内に天然抗生物質を持つ蚕の大量生産に成功し、安価な飼料添加剤(粉末)として養鶏農家に供給できるようになりました。

 厳密にいえばこれは抗生剤ではなく、抗生剤の代替物と呼べる物質です。

 蚕から作られたこの飼料添加物を、既存のニワトリ飼料に0.01%だけ添加し5週間後に比較検討したところ、添加剤を与えたグループでは、体重は3.7%増加しました。これはニワトリに与える飼料を4.5%節約できることになります。

 免疫力がどれくらいアップしたかを検証したところ、ニワトリの盲腸内に存在する大腸菌は4.3%減少、生卵の摂取で問題となるサルモネラ菌は9.8%も減少しました。

 またニワトリのストレス度合いを測る指標ホルモンのひとつ、コルチゾールの血中濃度は37.2%も減少しました。

 蚕の多目的利用はまだまだ広がっていきそうですね。
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