食いしん坊、健在

食べたり飲んだりした話と思いきや…

会津若松城

2020年09月26日 | 






これまたお古い写真。

ある日、東北に行こうと思い立つ。
で、その昔行ったような気もする会津若松城に行こうと思い立つ。

思い立ったら、とりあえずお安い旅プランを立てる。
そうなるとバスを利用することとなり、なんと朝5時位に会津若松駅に到着してしまったのである。

まだほの暗い駅前。
コンビニくらいあるんじゃね? と思っていたのは、ちょっと甘かった。
一応調べておいた24時間の牛丼屋に行ったものの、なんともいたたまれない。
ファミレスかネカフェでもあれば…と思ってみてもせん無いことである。

ある程度時間をつぶして…と思っていたけど、どうにも居心地が悪かったもんで、見切り発車。
城まで歩いてみればなんかあるかも? と、割に重たい荷物を持って、じゃんじゃん歩きましたさ。

そのおかげか、蒲生氏郷の墓所を発見。
正直、蒲生氏郷は名前と兜くらいしかわからないけど、ああいう時は旧友に出会ったかのような気分になる。
「こんなとこに眠ってらしたか!」的な思いでお参りしてみたりした。

そのあとは、確か、西郷さんの家跡とか、直江さんの家跡とかをみたような。
不思議とこちらは旧友感はわいてこなかった。
(西郷さんは隆盛じゃなかったのと、直江さんはあんまり好きじゃないからかな)

そんな感じで城の周りをグルグルしてたら、早起きな人々をたくさん見かけた。
店とかは開かないけど、太極拳してる老人サークルとか、テニスしてる学生とか。
あとは城の前でぼんやり座って待ってたら、ちゃんと時間は流れるもので、お城に入れてもらえた。
入るとき「ずーっと待ってましたね。遠くから来たの?」的な声をかけられた。
まぁ、苦笑である。

…という流れがありまして、写真は夜明け前って感じの一枚。
自分的には結構好きな写真だ。
センスの欠片もないし、資料的な価値もないけど。

会津若松城は、きれいに直された後だったようで、なかなか快適だった。
するする~っと見て回れてしまうけど、それなりの感慨があった。
上層階で窓の外から景色を眺めたら、なんとも清々しい気分に。
ただ、見てたのが飯盛山方面と気づいて、ちょっとどんよりしたけども。

東北。
去年は僕の忌み方だったので避けてたんだよなぁ。
さあ行くぞ! と思ったら、蟄居生活。
世の中が静まったら、もう一回こちらにも行ってみたいものだ。


忍城

2020年09月22日 | 






















コロナ禍ということで、出歩くことのなくなった昨今。
暇つぶしに昔の旅を思い出してみたり。
スマホの画像がいっぱいになったので、その整理の意味もあり。
…ということで、お古い写真である。

お邪魔したのは、埼玉県は忍城。
「埼玉には城がない」が僕の口癖なんだけども、こちらはそこそこなお城。
(お城博士ちゃんには怒られるけど、僕の城は=天守閣や櫓なのである)
中は公民館的な作りだったけど、行った感ありで満足した。

忍城は『のぼうの城』で名前が広まったように思う城。
秀吉の小田原攻めの時、石田三成が水攻めにしようとして失敗。
秀吉の勝利に終わった小田原攻めだが、落ちなかった城なのである。

『のぼうの城』は野村萬斎主演で映画化された。
よし! 観光資源だ!! ということなんだろう。
おもてなし武将隊的なもんがいらっしゃる。
最後の写真はその武将隊と浮かれ親子。
当然、僕の姿はない。

話は冒頭に戻るが、忍城は埼玉県にある。
でも、僕的にはあまり親近感がない。
親近感というと語弊があるのかもしれないが、「わが郷土の城」という思いがわかない。
これは埼玉県民特有の郷土愛の薄さというか、埼玉県の意識分断というか…。
認識はどうあれ、埼玉が誇る名城! ということでいいのかも…と思った。


因島水軍城

2019年03月15日 | 
因島というのは、尾道市になるらしい。
有名なものといえば、ポルノグラフティ、東ちづる、万田酵素。
そして、村上水軍である。(あくまで個人の感想です)

今回、尾道の宿から因島へと向かった。
レンタカーって手も考えたのだが、バスとフェリーを利用した。
バス…
因島大橋というところで乗り換えるのだが、乗換案内は見当たらず…。
非常に不親切だと思った。
しかーし、人は親切な広島県。
案内してもらって何とかなった。



バス乗換場所付近のマンホールの蓋。やはり名物!



最寄りバス停を降りれば、入り口はわかりやすい



見えた見えた!



はい、上り坂!!



ようやく到着。看板(?)なかなかかっこいい文字



櫓(?)には地元お祭りの展示。自販機がなんともかんとも…



資料館の入口では兜がお出迎え



入ってすぐにどどーん! 写真はご自由に♪



瀬戸内海?



そして因島感。それにしても、この人はKさん(前の上司)に似ててビビる…




水軍城は小山の上にある。
最寄りのバス停は、直線距離はさほど遠くないだが、なんせHPを奪われる。
到着したときには、ぜえぜえしてしまった。
運動不足には厳しい。

資料館には愛想の悪いお姉さんがおひとり。
こぢんまりだし、内容は水軍オンリー。
でも、ま、そんなもんだろう。
鎧とか、作りこんだ展示物とか、結構頑張ってると思った。
写真も撮れるので、そういう意味ではサービス満点だ。

…というわけで、「行った」という満足感だけは得られた。
世の中的には村上水軍はブームだったと思う。
また、結構な財産だという気もする。
もうちょっとトータルで盛り上げたらいいのになぁ…と感じた。
それには金が要るんだろうけども。
代さん抑え目でも、もうちょっと流れで考える見せ方をしたら、もうちょっとだけ集客力もUPするんじゃなかろうか。
あくまで個人の感想だけども。




小峰城

2018年11月01日 | 
地図で見ても駅近だった小峰城。
ホームからもこんな感じで見えた。






こういうのはテンションが上がる。
ただ無意味にうれしいものだ。
ささ、先を急ぎますよ! とばかり、駅から出たら駅舎はこんな感じ。






レトロチックにしてるのか。
なかなかかわいらしい。
さすがに「懐かしい」とは思わないんだけども。
(ん? 懐かしいでもおかしくないか)

駅からちょっと回り込んで城へ。
きれいに整備された公園のところにあった。
なかなかご立派で、家族連れなんかも公園で遊んでた。
市民の憩いの場…的な。








石垣の間を通ってちょこっと上がったらこんな感じ。
いや~、やっぱ城には青空だな。
暑かったけども、風邪が抜けて気分が良かった。

天守…と言いたいところだが、これは櫓だそうな。
一応上まで上がってみた。
一番上は8畳とのことで、結構狭かった。
それでも満足!

降りてきて、公園の茶屋でとうふアイスを食す。
美味し!






ここでお土産に買った、庄助さんの酒かすてらってのが、結構美味しかった。

その後、駅に戻って電車を待つ。
レトロな駅はSuicaが使えなかった。
券売機では長距離の切符は買えなかった。
窓口の人は暢気で、なかなか切符を売ってくれなかった。
で、目の前で一本電車を逃したら、1時間待つことになった。
レトロすぎる…。
小峰城は、車で行くか、心に余裕があるときに行くのが良いと思った。



富山城

2018年08月19日 | 
富山城。
富山駅で、案内のお姉さんに「どうやって行くの?」と尋ねた。
すると、「歩いても行かれますが」の前置きのあと、路面電車を勧められた。
「【循環】と書いてある方に乗ってください!」と念押しされて、乗ったのがこちら。






路面電車は旅先で時々であう。
一番乗ってるのは、広島かな。
なんか、妙な情緒があって好きだ。
しかし、富山のは、情緒というより、ハイテク感があった。
それでも、まぁ、車窓を楽しみつつ、10分程度だったろうか。

降りて振り向いたら、じゃじゃーん!





金沢の友人に「しょぼい」と言われていた。
復元…というか、つくりました的なお城だからさもありなんと思っていた。
そんでも、この種のものを見るとわくわくしてしまう。
城はやっぱりいい!

さっそく入場(城)してみた。
中にはそれなりに頑張った展示物。
小ぎれいだし、居心地が良い。
確かにネタとしては少な目だし、派手さはない。
でも、頑張ってるのだ。
そういうのはいいなぁと思った。

でもって、一応、外が見られる。
けれど、新しいが故だろうか、金網!
落ちたら大変だしねぇ…
そりゃそうだけどねぇ…
写真になると結構うっとうしいものだ。
実際は、公園の中の建物なので、それなりに町が見渡せてよかった。














このお城の良かったこと。
中の人!
城でチケット売ってるような人には、大丈夫? って感じに不愛想な人や、これでもか! ってほどのトーク好きがいたりする。
ここの場合、ものすごく普通な人だった。
とても普通に案内してくれて、尋ねれば普通のトーンで説明してくれた。
この場合の普通ってのは、過度な接客風でもなく、係りの人だから「知らない」って言えずに無理してる風でもないという意味。
ちゃんと理解してることを、親切に教えてくれたのである。
怪しいツーリストとしては、それだけで、「いいね」と思うのだった。

時間の都合で、ちゃちゃっと見る羽目になったのだが、それなりに満喫。
でもって、帰りがけに通った門がこんな感じ。





復元なんだろうけど、それなりに情緒を感じて城をあとにした。
ちなみに、帰りは徒歩で駅まで。
平坦な道だったから、さして苦でもなかった。
気候が良ければ(この日は超酷暑!)素敵な散歩道なんじゃなかろうか…などと思った。