今年は丑年。
ということで、出羽三山では丑年がご縁年ということで、この年に出羽三山に登れば12年分のご利益があるという、とんでもない年なわけです。
なぜ丑年がご縁年なのでしょうか?
まず、丑年に出羽三山の総奥の院である湯殿山を能除太子(蜂子皇子)が開いたという伝説があります。羽黒山が午年、月山が卯年に開かれたのになぜ丑年がこの三山のご縁年になるんでしょうか?
そんなことを考えつつ、島津愿道師の書いたものにこんな記述がありました
「湯殿山大日如来は生命の根源です。この働きを主にしたとき、大自在天とします。大自在天のお使いが丑です。」
うむうむ。結構な話の展開ではありますが、ここらへんが修験的であり日本的なな曖昧さがあるわけですね。
大自在天とはインドで言うシヴァ神にあたるようです。
そのシヴァ神の乗り物がナンディ(ここでは白い雄牛)であることからなんですね。
↑シヴァ神とつぶらな瞳の牛
この丑というもの、機械のない時代には稲作する田起こしにはスゴイ力を発揮していたわけで、人間が生活する中で非常に大切な生き物なんだろうと思います。
そして穀倉地帯である庄内平野を見守る出羽三山を牛になぞらえる。
すべてを生み出すもの、豊穣、生殖、実り、とリンクしていく象徴が牛にあるのだと思います。
さてさて、羽黒山には牛札と言われる火伏せのお札があります。
見ての通り、あまり可愛らしくない?無骨な感じの牛が描かれています。
この牛自体が出羽三山を表しているわけで、シッポのほうが「羽黒山」でクネクネ登り、お尻から背中をなだらかに残雪を身ながら登って骨の飛び出たところが「月山」、そこからガラガラ下って首の辺りがロープウェイと湯殿山の分岐付近にあたる「牛首」、鼻から口あたりが「湯殿山」でしょうか?
ま、イメージ的なものなのでそんな感じで捉えていただけると楽しいです。
お札の貼り方フツーに貼っても良いのですが一工夫必要です。
逆さに貼るのです。
その昔、江戸に大火があった際、庄内藩の江戸屋敷の火をどこからか湯殿山のお使いである牛がやってきて背中で消し、御屋敷が延焼するのを防いだ・・・、という伝説に基づくもの?です。
しかし、この逆さに貼るという方法は天下の大泥棒・石川五右衛門の処刑された「十二月十二日」を書いた紙を逆さに貼り泥棒除けとするマジナイと似ています。
「逆さにする」という方法に火災、盗難など負のイメージを逆さにして、「災い転じて福となす」ということでシヤワセに暮らしましょう、という意味があるのかもしれません。
ゴッシゴシ。
逆に現在売り出し中!で火がつきたい!と言う方はそのまま張るのもいいかもしれません(笑)
いろいろな使い方ができますね。
うっしっし。
ちなみに画像は羽黒山正善院で頂いた牛札です。出羽三山神社でも同様のものが頒けてもらえるはずです。
この丑年にゆかりの牛札、一家に一枚いかがでしょうか?
ということで、出羽三山では丑年がご縁年ということで、この年に出羽三山に登れば12年分のご利益があるという、とんでもない年なわけです。
なぜ丑年がご縁年なのでしょうか?
まず、丑年に出羽三山の総奥の院である湯殿山を能除太子(蜂子皇子)が開いたという伝説があります。羽黒山が午年、月山が卯年に開かれたのになぜ丑年がこの三山のご縁年になるんでしょうか?
そんなことを考えつつ、島津愿道師の書いたものにこんな記述がありました
「湯殿山大日如来は生命の根源です。この働きを主にしたとき、大自在天とします。大自在天のお使いが丑です。」
うむうむ。結構な話の展開ではありますが、ここらへんが修験的であり日本的なな曖昧さがあるわけですね。
大自在天とはインドで言うシヴァ神にあたるようです。
そのシヴァ神の乗り物がナンディ(ここでは白い雄牛)であることからなんですね。
↑シヴァ神とつぶらな瞳の牛
この丑というもの、機械のない時代には稲作する田起こしにはスゴイ力を発揮していたわけで、人間が生活する中で非常に大切な生き物なんだろうと思います。
そして穀倉地帯である庄内平野を見守る出羽三山を牛になぞらえる。
すべてを生み出すもの、豊穣、生殖、実り、とリンクしていく象徴が牛にあるのだと思います。
さてさて、羽黒山には牛札と言われる火伏せのお札があります。
見ての通り、あまり可愛らしくない?無骨な感じの牛が描かれています。
この牛自体が出羽三山を表しているわけで、シッポのほうが「羽黒山」でクネクネ登り、お尻から背中をなだらかに残雪を身ながら登って骨の飛び出たところが「月山」、そこからガラガラ下って首の辺りがロープウェイと湯殿山の分岐付近にあたる「牛首」、鼻から口あたりが「湯殿山」でしょうか?
ま、イメージ的なものなのでそんな感じで捉えていただけると楽しいです。
お札の貼り方フツーに貼っても良いのですが一工夫必要です。
逆さに貼るのです。
その昔、江戸に大火があった際、庄内藩の江戸屋敷の火をどこからか湯殿山のお使いである牛がやってきて背中で消し、御屋敷が延焼するのを防いだ・・・、という伝説に基づくもの?です。
しかし、この逆さに貼るという方法は天下の大泥棒・石川五右衛門の処刑された「十二月十二日」を書いた紙を逆さに貼り泥棒除けとするマジナイと似ています。
「逆さにする」という方法に火災、盗難など負のイメージを逆さにして、「災い転じて福となす」ということでシヤワセに暮らしましょう、という意味があるのかもしれません。
ゴッシゴシ。
逆に現在売り出し中!で火がつきたい!と言う方はそのまま張るのもいいかもしれません(笑)
いろいろな使い方ができますね。
うっしっし。
ちなみに画像は羽黒山正善院で頂いた牛札です。出羽三山神社でも同様のものが頒けてもらえるはずです。
この丑年にゆかりの牛札、一家に一枚いかがでしょうか?
本っ当 参考になりますわ!
(シバァ神まで出てくるとは・・・(驚))
ホラフキさんの爪の垢でも煎じて飲めばワタシの頭も良くなりまする・・・(笑い)
全く普段生活する上で必要のない、むしろ余計な浅い知識が満載です!
ですので、日々の業務に悪影響を及ぼさない程度?にあれやこれやと息抜きしながら眺めてみてくださいw
今年は黒川能も見たくて、一挙両得の7月15日の花まつりにお参りしようかなぁなんて考えてました
(鬼が笑いそうな未来のお話^^;)
牛札のデザインが、かなりツボです
お参りしたら、これは必ず!!ということで、手帳にメモしました
黒川能はその季節にもあるんですか?
冬のそれは地区の普通の家の中でやるので申し込みが必要だったような。
牛札は素朴で味わい深いデザインですよ。版の保存のため現在は印刷になってしまってますが。
八海山のネズミ除もブチの猫の木版で可愛らしいです。