ほらふきにっき

発作的な日記です

峰中より戻りました

2008-09-07 | つれづれ
8月31日出峰し、再び里に下りてきました。
羽黒山秋の峰より戻りました。
ようやく時差ぼけ症状が快方へと向かいつつある今日この頃です。(笑)

入峰前の早朝の鶴岡駅でバス待ちをしていると先日の月山山中で単独で山を歩いていた神社の山伏さんにばったりお会いしました。その偶然ぐあいにお互いビックリしていましたが(笑)

今年の修行参加者は例年よりも少なかったのですが、ワタクシとしては久しぶりの全行程の参加で色んな思いで一杯の感慨深い峰中となりました。

修行の内容は古来より他言禁制とのことで聞かず語らずとなっていますので書きません。

また、羽黒の峰中同期10年目のの会津の行者さんは会津から羽黒まで10日間以上かけて徒歩でやってきました。
普段からお茶目なアイデア満載の行者さんですが、今回の羽黒の峰中に合わせ「世界の子供たちにほほえみを」という祈願を込めて、メッセージを歩くことで伝えたいと思ったのだろうと思います。
山道を独り羽黒独特の摺衣を着けて歩いていたところ、警察に何度か職務質問されたそうな。
警察「これからどこ行かれるんですか?」
行者さん「見たら分かるべ~、羽黒山に修行に行ぐんだぁ」
どうやら雨の日が多くて思ってる以上に道のりもキツかったらしく、イヤ楽でねぇよ、こんな馬鹿みてぇに歩くもんじゃねえなぁ、と嬉しそうに話してましたが。
ワタクシたまに励ましの電話をしてたのですが、おめーが電話かけてくると途端に土砂降りなんだぁ(笑)とコレマタ嬉しそうでした。

修行者の中にはいろいろな思いを持って羽黒へやって来る人もあります。
今年も行こうか行くまいか来る寸前まで考えている人。
ここへ来ることによって行の中で少しずつ自身で解決の糸口を見つけながらそして少しずつ癒されているように感じました。

ここ羽黒の峰中には癒しの装置があるのかもしれません。
修行自体は昔ながらに厳しいものがありますが。
人によって感じ方は様々ですが、他山の修験にはない温かさを感じるようです。
こころのふるさと、そう感じている修行者は多いはずです。

出羽三山の大自然をその身その体、足元から感じ取る神仏分け隔てのない祈りの世界があります。

ワタクシも癒しの時間が欲しい・・・、と感じつつ時間も次元も越えた世界でのあっという間の9日間でした。

色んな方に協力頂き、無事満行できたことに感謝申し上げます。
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2 コメント

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Unknown (shoken)
2008-09-09 16:37:49
お疲れ様でした。
連絡いただいたのに電話できなくてすみませんでした。

まずは、無事満行おめでとうございます。
そのころ大峰に行ったのですが所謂ゲリラ大雨で登山を諦めました。

九日間中雨もひどかったように思います。
蔵王のイベント中もひどい雨でした。

この雨の中、行をしてるんだなあと思いながらテントを立てた覚えがあります。

また、カオスの街でまた別行を行いましょうw
近日うかがいます。
返信する
おつかれ山です (horafuki)
2008-09-10 19:09:56
こちらこそ、いつもぶらり途中下車の旅ですので(笑)

今年は慌ただしさの中に何だか胸いっぱいの峰中でした。
来年はゼヒお越しを。

蔵王のイベントも修行化してたんですか!?
職業病ですねwこれまた。
そう、山から降りてきた直後に蔵王帰りのジンガイ軍団の乗るワゴン車に羽黒山頂までラチられました(笑)

カオスの街のオモニの店で麦ダラ、黒豆ダラ用意しておきますよ。
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