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志度寺の閻魔様は、他所とはちょっと違っていまして、頭上に化仏+10の仏面をいただいています。
志度寺の御本尊、十一面観音菩薩の化身だからです。
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通常の閻魔様は、地蔵菩薩の化身なんですね。
十一面観音菩薩って、どんな仏様なんでしょうか。
以下は、さぬき市文化財保護協会発行の
「さぬき市の文化財」という本から抜粋したものです。
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志度寺本尊の十一面観音立像は像高146cmで桧材の一木造りである。
十一面観音は頭上に11面の仏面をいただき、衆生の11の苦しみを転じて仏果を得させる。広大な功徳を形に表した尊像であり、
頭上の仏面の正面3面は慈悲の相、
左方3面は慎怒相(しんぬそう)、
右方3面は白牙上出(はくげじょうしゅつ)の相、
後方1面は大笑(だいしょう)の相で、
頭頂1面は阿弥陀仏面を表している。
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そうなんですね。
志度寺本尊の写真は、あまりはっきりしたものは手元にないのですが、
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この仏像と同じタイプということですね。
あれ、でも我らが志度寺の閻魔様は
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正面に化仏をいただいていますね。
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このタイプなのですね。
詳しく見てみないとわからないものですね。
ちなみに、後ろのお顔、
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こんなお顔なんですねえ。
お寺では見せてくれないだろうなあ。後ろ側なんて。
これを、「頂上仏面」と言います。大窪寺の現地研修で聞いたと思いますが、この字を並べ替えると「仏頂面」になります。頑固でわがままな私たちをいかにすれば救えるのかと、阿弥陀さまが仏頂面をして悩まれているのです。
参考までに。
私も毎日、まほろば様のブログを読むのを楽しみにしています。