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其の手は桑名の千羽鶴!

2011年11月13日 | 畳(たたみ)以外
「折り紙」 と言えば 「折り鶴」 が最初に思い浮かぶほど親しまれていますが、三重県桑名市
には 「桑名の千羽鶴」 という折り方が伝承されています。

一般に 「千羽鶴」 といえば、鶴を千羽折ったものですが、「桑名の千羽鶴」 は一枚の紙で
二羽から最高九十七羽までの連続した鶴を折る方法です。

この折り方を記した 「千羽鶴折形」 という本は、江戸時代に桑名長円寺 (三重県桑名市) の
住職 魯縞庵義道 (ろこうあんぎどう) が寛政9年 (1797) に完成させたもので、一羽ずつは
普通の鶴と同じですが、平面的な物から立体的な物・何枚も重なる物など49種類の折り方を
紹介しています。

この 「千羽鶴折形」 と言う本は現存し、折り方は昭和51年 (1976) 桑名市の無形文化財に
指定され 「桑名の千羽鶴」 と名付けられました。  

詳しくはこちら→桑名の千羽鶴を広める会

桑名の千羽鶴 百鶴

桑名の千羽鶴 釣舟


桑名市にある国指定重要文化財 「六華苑」 で、年2回前期 (4月~8月)、
後期 (10月~2月) の各5回 第4日曜日に桑名の千羽鶴講座を行なっています。

六華苑 桑名市大字桑名663番の5

二代目諸戸清六の邸宅。大正2年 鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家
ジョサイア・コンドル設計により完成。庭園は国の名勝に指定されています。



桑名の千羽鶴 写真 → http://kuwananosenbazuru.com/gallery/index.html



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