藁(わら)は稲作による米の副産物で、日本では古くから衣・食・住に欠かせない大切な材料でした。
その為、草の中で最も価値のある植物という意味で、草より高い木という漢字が使われています。
今でも僅かながら、畳床・注連縄(しめなわ)・苆(すさ)・筵(むしろ)・菰(こも)・藁苞(わらづと)
などが作られていますが、一般家庭で藁を見る機会はほとんど無くなってしまいました。
畳床も、以前は藁で作るのが当たり前でしたが、住宅構造の変化、建材床の登場、供給側である後継者不足、
作業時にホコリが多く重いなどの理由から、現在では一部の中・高級品にしかし使われていません。
しかし、およそ3万5千本の稲藁を圧縮し 縫い止めた藁床は、感触が良く、長く使え、湿度を調節する機能は
他の床材に比べ最も優れています。また、保温性・弾力性・難燃性・吸音効果・防音効果も備えています。
これらの機能は、中・高級クラスのイ草畳表との組み合わせにより、一段と発揮されます。
皆様も安価な建材床+中国産畳表を使わず、エコノミー+エコロジーな、藁床+国産畳表をお薦め致します。
乾燥中の稲藁 三重県北部では 「 す ず み 」 と呼ばれています
藁苞納豆(わらづとなっとう)
出雲大社の大注連縄
飼料用の稲わらロール
本畳床(わら床)製造工程 稲藁搾取作業
サム・ペキンパー作品の中でもとくに問題作として今も語り継がれる『わらの犬』リメイク版・日本未公開!
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