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畳雑学メモ ~畳の縁(ヘリ)は何故踏んではいけないのか~

2012年09月09日 | 畳(たたみ)

畳縁結界説 

結界とは仏教用語で、聖地と俗地を分ける精神的な境界のことです。

畳の縁を踏んでしまうと、 保たれた結界が崩れてしまうという考えから。

ホスピタリティ説

畳縁は身分や家柄によって、麻や絹の厚い生地が使われていたので、多少段差があります。

料理をお膳に載せて運ぶとき、自分の息が料理にかからないように、目の高さにお膳を持って料理を運んでいました。

その際足元が見えないので、 「畳の縁に躓く失礼が無いように」 という心使いから。

身を守るための戒め説 

戦国時代の武将が、軒下に潜んだ刺客から身を守るための心得。

畳の隙間から刺されるのを恐れ、布団を絶対に畳縁にかからないよう敷いたり、畳縁にかかるような座り方をしなかったため。

家の象徴説

畳の縁はその家の格式を表しており、家紋を入れることもあります。

それを踏むことはご先祖様や家人の顔を踏むことになり、大変失礼なことだから。

動植物愛護説

動植物柄など生き物をテーマとした柄も多く使われたので、 「生き物や草花を踏みつける事は
避けるべき」 という躾。

    

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