【閲覧歓迎】 本当は 怖い? おはぎとぼたもち の物語!
むかし むかし あるところに おじいさんと おばあさんが 住んでいました。
ある日のこと、道に迷ったという尼さんが「一晩泊めてもらえませんか?」と訪ねてきました。
老夫婦は「さあどうぞ、大した物はございませんが、ゆっくり休んでください」
と、温かい晩御飯を作ってもてなしました。
その夜おそく、尼さんがふと目を覚ますと、老夫婦のヒソヒソ話が聞こえてきました。
『明日はどうしますか?」
「たまの客人だ、半殺しにしようか?」
「いいえ、半殺しよりも皆殺しの方がいいのでは?」
「そうするか」
このやり取りを聞いた尼さんは、怖くなって着の身着のままで逃げ出しました。
翌朝、老夫婦は尼さんが居ないのに気付くと「あーあ、せっかく美味しい”皆殺し”を作ろうと思っていたのに」
とがっかりしました。この地方では、ぼたもちを ”半殺し” おはぎを ”皆殺し” といっていました。
勘違いした尼さんは、この地方の名物 ”皆殺し=おはぎ” を食べることが出来ませんでした。おわり
このような民話は、全国各地の昔話を集めた資料や、落語にもよく出てくるそうです。
地方によって”おはぎ”や”ぼたもち”の形、名称が違うそうです。
お餅のように米の形が残らないように潰したのを本殺し、または皆殺し。米の形が残るようにしたのを半殺し。
粒餡は半殺し、漉し餡は皆殺し。ぼたもちは半殺し、おはぎは皆殺しなど。
デイリー おはぎ 紙が更新されました!https://paper.li/hagitatami/1297565099
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます