「大分遅れてごめん！ごめん！」と
息子がショートケーキを持って来てくれた
２本のローソクが「６」と「０」
プレートの文字が「還暦」
こうして、形にされると凹みそう。。。
息子が先に
「俺、ピスタチオが食べたかってん」って選んでるし。。
私が主役じゃないん？
息子の仕事の事や
来月から行く語学留学の事やら
性格の事やら
久し振りに３時間近く喋った
大人の会話が出来たと思う
息子は「俺の事、アテにしてないやろ？」と聞くので
「お金ではアテにしてないけど、頼りにしている。
お金はちゃんと用意してるけど私が入院したり死んだら後始末はして欲しい」と答えた
「あっ、それはちゃんとやる！」
私にとって、そこが最重要だ
息子にお願いしたい事はそれだけだ
息子が二十歳の頃
「東京に行きたい。自分探しをしたい」と言った時
「自分は探すものでは無い。一生自分なんて探せない。自分を知って、生き方を見つけるもの」
「人の言う事は知識じゃ無い。自分が経験した事。自分が見た事。自分が感じた事。自分が考えた事。自分が調べた事が知識」
「どんな人生を歩もうが自由だが、自分の人生の責任は取らないといけない」
「人さまに迷惑を掛けて生きているのだから、謙虚を忘れてはいけない。でも卑屈にはなるな！」
「人さまに無理に合わせる必要は無い。わがまま、自分勝手と言われても譲れない事は譲るな！」
「世界中の人が敵になったとしても、おかんは永遠に味方する事を忘れるな」
沢山、偉そうな事を言わせてもらった
もう、こんな偉そうな事を言う気持ちは毛頭ない
身体に気を使いながら楽しく生きてくれればいい
ちょっと気の毒に思うのは、息子のお気楽なとこと繊細なとこは私のDNAだと思う
ちょっとメンドクサイけど何とかなるから心配しなくて良い
いつも突然来る息子
私が居ないかも？と考えた事は無いのだろうか？
逆に考えると、息子と私の波長が合ってるって事かも
息子が選んで買って来てくたケーキを一緒に食べる事が
息子と大人の会話が出来た事が何よりのお祝いだ
この時間が最高のプレゼントだ
だって、私、終活もエンディングノートも仕上げてるし
欲しい物を買ってあげるって言われても
欲しい物が無いのよねぇ～
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